慢性腎不全を持つ犬猫のための療法食:食べない問題を解決する方法【獣医師解説】

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慢性腎不全を持つ犬猫のための療法食:食べない問題を解決する方法【獣医師解説】

前回はワンちゃん猫ちゃんの慢性腎不全について詳しく解説しました。
犬猫の慢性腎不全ケア:食事と薬で賢くケアする方法【獣医師解説】

今回は、慢性腎不全のワンちゃん猫ちゃんが療法食を
食べない場合の対処法についてお話しします。
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慢性腎不全の犬猫が療法食を食べない場合の対処法

そもそも療法食とは?

慢性腎不全を持つ犬猫のための療法食:食べない問題を解決する方法【獣医師解説】

まずそもそも療法食って何か?解説しますと、
体に良い特別なレシピの食事』と考えると分かりやすいと思います。
例えば、人間で言うところの
『医者から勧められた特別なダイエット食』に似ています。
病気がある人が健康を取り戻したり、
症状を管理するために必要な栄養素を特別に配合した食事です。

ピザ食べる男性

普段私たちが食べる美味しいケーキやピザは、
たまに食べる分には問題ありませんが、
毎日食べ続けると体に良くない影響を与えることがあります。

同じように、ペットも普段食べている食事が、
病気になった時には適さなくなることがあります。
その時に必要になるのが「療法食」です。

この療法食は、体を健康に保つために特別に考えられたレシピで、
ペットの病気や健康状態に合わせた食事と言えます。

もし愛するペットが腎不全と診断された場合、
獣医師からは皮下点滴、薬物治療、サプリメントなどを
提案されるでしょう。
犬猫の腎臓病にエナカルドを使う意味

これらの治療法に加え、療法食が非常に重要です。

しかし、多くの飼い主さんが病院で処方された療法食を
「ペットが食べてくれない」って困っています。
療法食は健康維持にとって重要ですが、
ワンちゃん猫ちゃんが喜んで食べる方法を見つけることが
課題となっています。

一言でいうと、『療法食を前にして、飼い主さんの悩みは深い。
健康の鍵は食べる喜びにあり』
ということです。
この記事では、その解決策を探ることに焦点を当てます。

概略

療法食に悩む猫

今回解説する内容の概略を先にお伝えしておきますね。
最初にお話しするのが、
なぜ腎臓用の療法食を食べてくれないのかについてお話しします。
療法食は病気のペットが健康になるためにとっても大切なご飯のことです。

ペットがご飯を食べたくない理由はいろいろありますが、
今回は解決のヒントをお伝えします。

大事なのは、療法食をいろんな種類試してみることです。
特に、猫ちゃんは好みがこだわり強いことが多いので、
いろいろな療法食を試して、
猫ちゃんが気に入るものを見つけることが大切です。

そして、他にもペットが療法食を食べやすくするためのコツがあります。
これからいくつかの方法を紹介しますので、
お家の子に合ったものがあれば幸いです。

それでは、療法食についてもっと詳しく見ていきましょう。

慢性腎不全の犬猫が療法食を食べない場合の対処法(1)

療法食を食べる猫

犬や猫が特別な病気のために食べる必要がある
「腎臓用の療法食」について話します。
この療法食は、普通のご飯より塩分やタンパク質を少なくしてあるので、
腎臓に負担をかけません。

腎不全というのは、腎臓がうまく働かない状態のことを言います。
だから、この病気の犬や猫は、腎臓に優しいご飯を食べる必要があります。
でも、正直な話、このご飯はおいしくないので、
ペットが食べたがらないことがあります。

では、どうすれば療法食をペットが食べてくれるかというと、
いくつかの違う種類の療法食を用意して、
それらを交互にあげる「ローテーション」がおすすめ
です。
これにより、ご飯に変化が出て、
ペットも飽きずに食べることができるようになります。

そのため、腎臓の病気で特別な食事が必要なペットのために、
どんな療法食が合うかを見つけることが大事です。
療法食はいろいろなメーカーから出ていて、
味や香り、フードの大きさによって、ペットが好むものが変わります。
ドライフードでもウェットフードでも大丈夫ですから、
ペットが喜ぶ療法食をたくさん探してみましょう。

もし、いくつかの療法食を試して、
3種類ぐらいペットが好きなものが見つかれば、
それを交代であげるといいですね。
これで、毎日同じご飯に飽きずに済みます。

慢性腎不全の犬猫が療法食を食べない場合の対処法(2)

かつおだし

療法食をペットが喜んで食べるようにする2つ目のコツは、
ペットの好きな匂いを療法食につけること
です。
特に猫は匂いで食べ物を選ぶことが多いので、
この方法がとても役立ちます。

例えば、もしペットがお魚の匂いが好きなら、
こちらのようなだしパックを使います。
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パックを開けずに療法食に入れて、
フードの入った袋全体を少し振ってから一晩置くと、
匂いがフードに移ります。

そうすれば、ペットが療法食を食べてくれる可能性が高くなります。

この方法を使う時は、
だしパックが破れないように注意してくださいね。
療法食に新しい匂いをつけるこの方法は、
腎臓用だけでなく、
他の病気用の療法食に切り替える時にも使えます。
とても便利なので、覚えておくといいですよ。

慢性腎不全の犬猫が療法食を食べない場合の対処法(3)

電子レンジでチン

犬や猫のごはんをもっとおいしくするには、
電子レンジで少し温めてあげるといいですよ。
この方法はウェットフードだけじゃなくて、
ドライフードにも使えます。温めることでいい香りがして、
食べてくれることが増えます。ぜひ、試してみてくださいね。

慢性腎不全の犬猫が療法食を食べない場合に重要な考え方

療法食に喜ぶ白猫

慢性腎不全は、残念ながら完全に治すのが難しい病気です。
腎臓の病気を治療する時、
大切なのは残っている腎臓の機能を守ることです。

そのため、腎臓用の療法食だけにこだわりすぎないで、
食べてくれるものを見つけることも大事です。
もし療法食を食べてくれなければ、
普通の食事でも大丈夫ということもありますよ。

でも、腎臓用の療法食が腎臓には
一番いい食事であることに変わりはありません。

もし腎臓用の療法食が苦手なら、
いろいろな方法を試してみてください。
腎臓を守るには、食べられる食事を見つけて、
それに加えてお薬やサプリメントを
うまく組み合わせることが重要です。
まずは、安定して食べてくれる食事を探しましょう。

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慢性腎不全を持つ犬猫のための療法食:食べない問題を解決する方法まとめ

慢性腎不全の猫

今回は、慢性腎不全になった
ペットのための療法食についてお話ししました。
ここで紹介した方法に完璧なものはなく、
大切なのはあなたのペットがご飯に興味を持つようになることです。
だから、色々な方法を試してみることをおすすめします。
ただし、腎不全のステージによって最適な方法は変わるので、
いつもお世話になっている動物病院の先生とよく相談してください。

もし療法食を全く食べないで困っている、
またはそれで自分を責めてしまっている飼い主さんもいるかもしれません。
そんな時は、ルールを少し緩めてみてもいいですよ。
大事なのは完璧を目指すことではなく、
ペットに無理なく続けてあげること。
腎不全のペットにとって、
残された腎臓を上手に使いながら生活していくことがとても重要です。
なるべく長く、できることを続けましょう。

一番いい状態は、ペットが元気で普段通りご飯を食べていることですね。
そのために、療法食やお薬、サプリメントをバランスよく使って、
腎臓に優しい生活を心がけてあげてください。

今回の記事は以上になります。
もし慢性腎不全についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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