当サイトでも取り上げています、
・混合ワクチン
ですが、どちらもワンちゃんにとって必要なお注射です。
混合ワクチンには
・6種ワクチン
・9種ワクチン
などがありますが、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
それから狂犬病ワクチン(狂犬病予防接種)については以下の記事をご覧ください。
・狂犬病予防接種の証明書って再発行してもらえるの?
・狂犬病ワクチンの時期いつまでに受けるべき?
・狂犬病予防接種証明書をどこに提出すればいい?
・狂犬病予防接種の証明書ってどこで発行してもらえるの?
で、ここからが本題です。
狂犬病ワクチンと混合ワクチンを同時にやってもらえる動物病院は少ないです。
そのため狂犬病ワクチンを打ってもらったら
一度、帰宅して、後日混合ワクチンを打ってもらわないといけません。
逆もそうです。
混合ワクチンを打ってもらったら、
後日、日を改めて狂犬病ワクチンを打ってもらわないといけません。
では、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの間隔ってどれくらいあけたらよいのでしょうか?
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
狂犬病ワクチンと混合ワクチンはどれくらいの間隔あければいいの?
まずワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンがあります。
不活化ワクチンは偽物の病原体が入っているワクチンです。
本物の病原体が入っていないという意味です。
私たち人間や犬の抵抗力を上げるのに最善な方法は本物の病原体を入れることです。
本物の方が、その病原体に対する抗体の量が増えるからです。
よって不活化ワクチンは偽物の病原体ですから、抗体はそこまで増えません。
抗体=病原体と戦う戦士という理解で大丈夫です。
ただ逆に考えると、そんなにワクチンとしての効力がないわけです。
またワクチンの効果持続期間も短くなります。
これに対して生ワクチンは本物の病原体を、
ごく少量、体に問題ない程度に入れているものをいいます。
そのため抗体の増え方が多く、免疫力が不活化ワクチンよりも上がります。
その分、体への負担を大きくなります。
ただ、ワクチンの効果持続期間が長くなります。
ここまで大丈夫でしょうか?
上記画像のように狂犬病ワクチンは不活化ワクチンです。
混合ワクチンは不活化と生ワクチンが両方入っています。
したがって狂犬病ワクチンはそこまで体への負担がかかりませんが
混合ワクチンは生ワクチンが入っているため体への負担が大きいです。
そのため、先に狂犬病ワクチンを打った場合には
1週間くらいの間隔をあければ混合ワクチンの接種が可能です。
これに対して生ワクチンを含んでいる混合ワクチンを先に打ってしまうと
体への負担が消えるのに時間がかかるわけです。
そのため混合ワクチンを受けてから3週間から1ヶ月くらいの間隔をあけないと
狂犬病ワクチンを受けることができなくなります。
最後にまとめますと
先に狂犬病ワクチンを打ったら、1週間の間隔をあければ混合ワクチンの接種が可能です。
先に混合ワクチンを打ったら、3週間から1ヶ月の間隔をあけないと狂犬病ワクチンを受けることができません。
そう考えると、少しでも早く予防接種を終わらせたい場合には
先に狂犬病ワクチンを受けてから混合ワクチンを受けたほうがよいでしょう。
愛犬の病気について詳しく知りたい方はこちらをおすすめします。
⇒最新くわしい犬の病気大図典 [ 小方宗次 ]