咳と失神を伴う犬の原因とは?

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この記事では咳と失神を伴う犬の原因について
解説していきたいと思います。

ちなみに私は現役の臨床獣医師です。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

咳と失神を伴う犬の原因

愛犬が咳をしたり失神してしまうなら

・単純に飼い主さんに会えてうれしすぎる
・心臓病

のどちらかの可能性が高いです。

まず飼い主さんに会えてうれしすぎて咳や失神をする理由について解説します。
ちなみに失神とは意識を失うことです。

小型犬は気管という息を吸って肺に行くまでの通路が
大型犬などと比較して狭いです。

そのためちょっと興奮して呼吸が早くなるだけで
うまく息が肺に行かず、舌が青くなって失神してしまうことがあります。
またちょっとした興奮でも気管が狭いと咳をしやすいです。

気管が狭い分、息の通りが悪いため刺激が気管に加わりやすいからです。

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あと、心臓病が原因で咳や失神の症状がでることがあります。

心臓病は高齢犬に多いです。

高齢犬

そもそも心臓は全身に血液を送るところです。
心臓の調子が悪くなると全身に血液を送る力が弱くなります。

血液には酸素を全身に送る役割があります。

そのため心臓病になり血液を全身に送る力が弱くなると
全身が酸欠状態になってきます。

もちろん脳にも酸素が十分に行き渡りません。
だから興奮して心臓に負担がかかりすぎると脳が酸欠状態になり失神してしまうのです。

ただ心臓が止まっているわけではありません。
だから失神して興奮が鎮まることで
徐々に血液や酸素が脳にも行き渡り意識は回復します。

それから心臓病が原因でワンちゃんは咳をします。

こちらの動画のような咳です。

動画をご覧になっていただくとわかりやと思いますが
「カッ」という咳をするのが心臓病による咳の特徴です。

ただ「カッ」という咳の場合、心臓病以外でも起こります。
詳しい解説はこちらでしていますのでご覧ください。
犬がカッという咳をする原因は?

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