犬の生理痛はどんな症状がでるの?

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犬 偽妊娠 対処

「犬に生理痛が起きたら
どんな症状が出るの?」

「犬に生理痛の症状ってあるの?」
って気になってます?

例えばあなたが
飼っているワンちゃんが
生後例えば6ヶ月とか
10ヶ月だったとして、、、

初めて生理がきたのであれば
やっぱり心配ですよね?

私は獣医師として日々犬の診察をしています。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

診察中、犬の生理痛であったり、
生理そのものに関する相談を受けます。

この記事では
犬の生理痛の症状について
解説したいと思います。

犬の症状に生理痛はあるの?

犬 生理痛 症状

例えば犬が生理になった後のことを
考えてみましょう。

あなたが生理中の愛犬を
抱っこしてみると
「キャン」って泣いたりとか
「ガルル」って怒ったりとかしたら
「腰でも痛いのかな?」と
思うかもしれません。

あるいは「生理痛なのかな?」と
思うかもしれませんね。
そして心配になるかもしれません。

あるいは、ワンチャンの生理中に、
散歩していると
足を挙げるのを見るたびに
「生理痛なのかな?」って
心配になるかもしれません。

生理痛

ここで結論を言いますと
犬に生理痛の症状ってないんです

理由を述べますね。
人間の生理に生理痛があることは
誰でも知っていることだと思います。

人間の生理っていうのは、
前の生理から約14日後に排卵があり。
そのときに妊娠しなかった場合に起こります。

子宮では妊娠したときのために
胎児のベッドになる子宮内膜を厚く成長させています。

でも、妊娠しないことが確定すると
厚くなった子宮内膜を元に戻そうと
剥がすんです。

そしてはがした子宮内膜と一緒に
血液を使って体の外に出します。

これが人間の生理なんです。
子宮内膜を剥がすのが痛いんで、
人間の場合、生理痛が起こります

でも犬の生理って
人間の生理と違うんです。

犬の生理っていうのは
子宮を通る血液の量っていうのが
普段よりものすごく増えるんです。

血液量が異常に増える結果、
血液が血管から漏れ出します。

血液が溢れ出てきて陰部から出てくるのが
犬における生理による出血なんです。

人間の場合は子宮内膜が剥がれて
血液と一緒に出てくるのが
生理の出血なんですけど、
犬の生理は血液の量が多すぎて
あふれ出してくるのが生理の出血
なんです。

犬と人間では全く生理の意味合いが違います。
犬の場合、子宮内膜が剥がれたりとか
してないので、
痛みは無いと言われております。

生理痛の症状でないなら犬の痛みの原因は何?

犬のメラノーマ

だからもしワンチャンの生理中に、
飼い主さんが抱っこして、
「キャン」と痛がるようなら
生理痛ではないでしょう。

そうではなくて腰痛とか
他の病気の可能性が高いです。

他にも上の画像のように
足先に「ガンができていた」っていう
最悪のケースもあります。

嘔吐するとか下痢するとか
っていうのも胃腸炎であったりとか
別の病気が考えられます。

また、生理中はたくさん出血しますし、
ホルモンの影響などが原因で
ばい菌に感染しやすいです。

そのため子宮蓄膿症の原因になりますので、
「生理痛だから様子見よう」
と思わずに症状があって心配であれば、
動物病院に連れて行ってください。

一般的にワンチャンの生理の場合は、

・陰部が赤くなる
・陰部が厚くなる
・陰部を舐める
・おしっこの回数が増える

などの症状があるのが一般的です。

それ以外の症状っていうのは
ちょっと心配なので
動物病院に連れて行くようにしてくださいね。

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