「近寄らないで!うつるでしょ!」
と「ゴホンゴホン」
咳をするおじさんがいたら
思わず言ってしまうかもしれません。
その気持ちわかります。
風邪をうつされたら
熱が出て頭が痛くなるし
頭がボーっとして、一日しんどいですからね。
ところで、犬や猫にも人間でいうところの
風邪の症状が出ることがあります。
犬のいわゆる風邪をケンネルコフ、
猫の風邪を猫風邪といいます。
⇒ケンネルコフは人間にうつる?
⇒猫風邪が人にうつるって本当!?
「別のブログを見たら犬とか猫に風邪なんてないって
書いてあったぞ!嘘つけ!」と思った方が
いるかもしれません。
ちなみに私は獣医師です。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
そもそも風邪はお腹が痛いとか頭が痛いといった症状の一種で
病名ではありません。
だからここではわかりやすいように
犬のケンネルコフや猫の猫風邪を
人間の風邪にたとえて言っているだけです。
ご理解ください。
この記事では犬のケンネルコフが猫にうつるか?
解説していきたいと思います。
が、その前になぜケンネルコフや猫風邪の症状がでるのか?
原因について解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
ケンネルコフや猫風邪の原因は?
猫風邪もケンネルコフも基本的に原因はウイルスです。
たとえば原因としてケンネルコフはパラインフルエンザというウイルス、
猫風邪は猫ウイルス性鼻気管炎というウイルスが有名です。
どちらのウイルスもワクチンで予防できます。
⇒ケンネルコフはワクチン接種で防げるの?
⇒子猫を風邪から守るワクチン
ではここからが本題です。
犬のケンネルコフは猫にうつることがあるのでしょうか?
ケンネルコフが猫にうつることってあるの?
結論としてはケンネルコフが猫にうつることはありません。
どうしてか?というと
ケンネルコフの原因はウイルスだといいました。
ウイルスって同じ動物種にしか感染できないのが
一般的だからです。
狂犬病は犬にも人間にも猫にもうつりますが
あくまで例外です。
だからケンネルコフといった一般的なウイルスの場合
犬にうつったとしても
猫にうつることは普通、あり得ないわけです。
同様に猫風邪が犬にうつることもありません。
もちろんケンネルコフが人間にうつることもありません。
ケンネルコフも猫風邪もワクチンで予防できます。
つらい風邪の症状から守るために必ずワクチン接種を
受けましょう。
⇒【獣医師監修】犬の混合ワクチンとは?
⇒子猫の猫風邪の治し方
最後にまとめますと
ケンネルコフが猫にうつることはありません。
以上でケンネルコフが猫にうつることが
あるのか?についての解説を終わります。