猫|尿石症の治療方法(獣医師解説)

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猫の糖尿病

この記事では猫ちゃんの尿石症の治療方法について
実際に動物病院で診察している獣医師が解説します。

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尿石症と尿路結石の違い

尿石症

前回の記事では猫ちゃんの尿路結石の検査方法について解説しました。
猫の尿路結石の検査方法について獣医師が解説

「あれ、尿石症と尿路結石って何が違うの?
今回の記事では尿石症だし、前回の記事は尿路結石だったら、
関連性がないのでは?」みたいに疑問を感じた方もいるかもしれません。

尿路結石と尿石症はほとんど意味が同じです。
尿路結石はオシッコが作られる腎臓からオシッコが体の外に出ていくまでの間にできた石のこと。
尿石症とは尿路結石によって膀胱や尿管が傷つけられて出血したり、
オシッコの回数が増えたり、オシッコが出なくなったりするなどの症状を出す病気のことです。

つまり、尿路結石によって尿石症を起こすって考えてください。
尿路結石という原因物質により、尿石症としての症状(血尿とか頻尿とか)が起こるってことです。

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猫の尿石症の治療方法

猫の尿石症の診察

猫の尿石症の治療法として

・食べ物
・薬
・手術

があります。

まず基本スタンスとして、食べ物で猫ちゃんの尿石症が改善するなら
食べ物が費用的にも猫ちゃんにとっても良いと思います。

ただここで言っている食べ物というのは動物病院で処方される処方食のことです。

c/d

当院でも猫ちゃんの尿石症の場合、
少なくとも、上記画像の処方食を処方することが多いです。
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c/dマルチケアはストルバイト尿石溶解時の管理に、
最短7日間(平均27日間)で役立つことが科学的に証明されている処方食です。

処方食は普段猫ちゃんが食べるものなので
体への負担がありません。
人間で言ったら、入院したときに出される食事みたいなものなので。

それから、動物病院ではたいてい処方食に加えて飲み薬を処方することが多いでしょう。
ばい菌をやっつける抗生物質などです。

抗生物質としてよく使うのはこちらの記事で解説しているようなタイプですね。
詳細はこちら

他にも痛みがひどい場合には痛み止めの飲み薬を使用する場合もあります。
ですが、痛み止めの中には猫ちゃんに使えないものもあります。

もし間違った痛み止めを猫ちゃんに飲ませると死亡することもあるのでご注意ください。
当院ではこういった痛み止めの猫ちゃん用をお薬を猫ちゃんに処方します。
詳細はこちら

あと、尿石ができやすい要因として、
オシッコが濃いとかオシッコの回数が少ないというのもあります。
だから、お水を猫ちゃんに飲ませるように仕向ける工夫も治療として重要です。
猫の尿石症5つの原因を獣医師が解説

ただ、もし結石が大きくて処方食や飲み薬では対応できないと
獣医師が判断した場合には、手術が適応となる場合もあります。

以上で解説を終わります。

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