猫ちゃんが糖尿病を発症したら
治療はインスリン注射になります。
当ブログ管理人が獣医学生だった20年以上前は牛とか豚由来のインスリン製剤が主流でした。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
でも、狂牛病(BSE)の問題から牛豚由来のインスリンが手に入らなくなりました。
結果、2005年からは人組み換え製剤のインスリンだけになったんです。
私の場合、牛豚由来のインスリンの量に慣れていたので
はじめて猫ちゃんに人組み換え製剤のインスリンを注射した時は
正直不安でした。
猫ちゃんってインスリンの効きが不安定だったりしますから。
「あまり効かないな」と思って量を増やすと
今度は効きすぎてしまって低血糖になったりすることが多いですから。
しかも、以前は1mLで40単位という猫ちゃんにとっては使いやすいインスリンが多かったのですが、
現在では1mLに100単位という以前より濃度が濃いインスリン製剤が主になってしまいました。
となると、インスリンを吸う量を間違えると、
猫ちゃんの体内に大量のインスリンが入ってしまい低血糖のリスクがあるので
最近はちょっとやりにくいなと感じている今日この頃です。
この記事では猫ちゃんにインスリン注射した場合、
どれくらいで作用が発現するか
説明したいと思います。
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猫にインスリン注射したらどれくらいで作用が発現するか?
猫ちゃんに使うインスリン注射としては
・持続型(ランタス)
・中間型(プロジンク)
・速攻型(ヒューマリン)
の3種類が多いです。
で、持続型のランタスは結構長く効くタイプで
結構ダラダラと長く効いてくれます。
作用発現時間は1~2時間程度です。
中間型のプロジンク(PZI)は猫ちゃんに注射してから作用が発現するのに
だいたい1時間30分くらいかかります。
中間型の場合は1日2回猫ちゃんに注射することが多いです。
速攻型のヒューマリンは糖尿病が悪化してケトアシドーシスを
発症した場合のレスキュー的な意味合いで注射するケースが多いです。
ケトアシドーシスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒愛犬が糖尿病に!初期症状は?【獣医師解説】
猫ちゃんがケトアシドーシスの場合には持続点滴として
点滴にヒューマリンなどのインスリンを混ぜて治療します。
で、ヒューマリンの作用発現時間はだいたい45分前後です。
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猫のインスリン注射ならどのタイプがよい?
私が猫ちゃんの糖尿病を診断したケースではたいてい
持続型のランタスか中間型のPZI(プロジンク)を使用し、
最終的には飼い主さんに定期的に注射してもらうようにしています。
特にPZIを1日2回注射するケースが多いですね。
たまにランタスの1日1回注射で治療が上手くいくケースもあります。
以上で解説を終わります。
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