猫ちゃんが貧血を起こすとどんな症状がでるのでしょうか?
まずそもそも貧血ってどういう状態かご存知でしょうか。
貧血というのは赤血球の数が少なくなる状態をいいます。
赤い色をした血液には
・固形成分
・液体成分
の2つに分かれます。
そして固形成分に
・赤血球
・白血球
・血小板
の3種類があるんです。
貧血は赤血球が少なくなることをいいます。
この記事では猫が貧血するとどんな症状がでるのか
解説していきたいと思います。
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猫が貧血するとどんな症状がでるか?
赤血球は酸素や栄養を全身に運ぶ役割があります。
赤血球に酸素がくっつくことで酸化して赤くなるんです。
ちょうど鉄を放置すると酸化して錆びて赤茶色になりますね。
あれと同じ現象が赤血球にも起きているんです。
なので貧血が起こると酸素を運ぶ赤血球が減るので
血液から赤みが減り、透明に近い色になってきます。
そのため猫ちゃんに貧血が起こると粘膜と言って
口の中や耳の中、鼻、お尻の穴などが真っ白に見えるようになります。
これは飼い主さんでも簡単にわかる猫ちゃんの貧血の症状です。
こんな感じで粘膜が白くなることを可視粘膜蒼白といいます。
それから先ほども申しましたが赤血球は酸素を全身に送る役割をしています。
貧血になると赤血球が少なくなるわけですから全身に酸素を送る量が減ります。
酸素不足が起こるわけです。
だから猫ちゃんは必死で呼吸して酸素を補おうとします。
そのため呼吸が荒くなります。
これを専門用語で呼吸速迫といいます。
最後にまとめますと猫ちゃんに貧血が起こると症状として
・可視粘膜蒼白
・呼吸速迫
の2つの症状があらわれます。
ところで猫ちゃんが貧血を起こす原因に腎不全があります。
腎臓が悪くなると猫ちゃんは貧血を起こすことがあるんです。
なぜ猫ちゃんが腎不全になると貧血が起こるのか解説します。
⇒猫の腎不全で貧血の症状がでる原因とは?
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