「飼い猫が神経質なくらい体を舐めるため
お腹の毛が薄くなって心配」という
相談を受けました。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
さらにこの猫ちゃん、
なめすぎて傷になることもあるそうです。
ひどいときにはお腹の皮膚が赤くむけることも
あるそうです。
この記事では猫ちゃんの毛が薄くなる原因について
解説していきたいと思います。
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猫の毛が薄くなる理由
猫ちゃんの毛が薄くなる原因は
少なくとも皮膚病に当てはまります。
猫の毛が薄くなる原因として
・感染症
・ホルモンの異常
・アレルギー
・腫瘍
の4つが考えられます。
それぞれの病気は
さらに細かく分類することができます。
細かく分類された原因によって
さらに治療方法は違ってきます。
たとえば猫ちゃんの毛が薄くなる
原因の一つ、アレルギーですが。
猫のアレルギーといっても
・食物アレルギー
・アトピー性皮膚炎
・ノミアレルギー
などがあります。
食物アレルギーが原因なら
何らかの食べ物を食べることによって
発症します。
なので、何の食材からアレルギーを
起こすのかを確認していく検査が必要です。
たとえばアレルギー検査。
猫ちゃんの血液を採取して検査します。
たとえば牛肉とか、豚肉など
どういう食べ物が合わないのか?
アレルギー検査で診断できます。
アレルギー検査で診断できれば
その食材を与えなければ
猫ちゃんは普段の生活が送れますし
毛も薄くならないでしょう。
もちろん他にも原因があったら
猫ちゃんの毛が薄いままかもしれません。
それから猫ちゃんが
アトピー性皮膚炎であるなら
いくつものアレルギーを起こす原因物質
(これをアレルゲンと言います)が
複雑に関係しあって症状が出ます。
環境中のあらゆるものが
アレルギーの原因になるんです。
ですから、アトピー性皮膚炎のコントロールは
すごく難しいです。
仮に何が原因かわかっても
猫ちゃんのかゆみや皮膚の薄さは
解消できない可能性が高いです。
血液検査ですべての物質ではありませんが、
ある程度の物質に関しては、
何がアレルゲンになっているかを
診断することができます。
ノミアレルギーは
たった1匹の吸血が全身的な皮膚炎を起こします。
上記画像は実際に、
猫ちゃんから採取したノミです。
黒い粒粒がノミで、猫ちゃんの皮膚を
ぴょんぴょんと跳ね回っていたところを
ピンセットでつかんで採取しました。
ともあれ、ノミアレルギー対策なら
定期的にノミの駆除・予防が大切です。
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あと、アトピー性皮膚炎でも
ノミアレルギーでもアレルギーの症状がひどいなら
ステロイドのお薬を使うこともあります。
ただステロイドの使い過ぎは肝臓を悪くしたり
糖尿病発症などの副作用もあります。
何に対してのアレルギーかをできる限り
明らかにして、それらのアレルゲンを
除去することでステロイドの投薬量を
減らしていくことが大切です。
猫ちゃんの毛が薄くてご心配でしたらまずは、
できるだけ動物病院に行きましょう。
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