猫ちゃんの奥歯をチェックしてみたら
上あごの奥歯の付け根に黒い点が見つかったーー。
「猫の歯についた黒い点って何なの?」
と心配した飼い主さんから
ワクチンの診察中に相談を受けたことがあります。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
猫ちゃんの歯についた黒い点、
飼い主さんが爪で取ろうとしましたものの
カチカチで取れなかったそうです。
この記事では猫ちゃんの歯についた黒い点の正体について
解説していきたいと思います。
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猫の歯についた黒い点は何?
実際に上記画像のように
猫ちゃんの歯の診察をしていったところ、
以下のような感じで歯に、黒い点というか
黒い塊が見つかることがあります。
黄色であっても黒色であっても
もしカチカチで取れないものが
歯に沈着しているのであれば
おそらくは歯石でしょう。
歯石とはばい菌などがかたまって
石みたいになったものをいいます。
ちなみに、前歯よりも奥歯の方が
歯石ができやすい印象があります。
先ほども申しましたが
歯石にはたくさんのばい菌がいます。
なので、前歯よりも奥歯の方が
歯周病が進行しやすいです。
猫ちゃんの口の中を見るにしても
前歯の方が見えやすいので
きれいな前歯だけを見て安心しないでくださいね。
奥歯は黒や黄色い歯石がいっぱいたまっていて
歯周病が進行していることがよくありますから
ご注意ください。
で、もし猫ちゃんに歯石ができていたら
基本的には麻酔をかけて除去します。
「歯石除去でいちいち麻酔?」
と思った方もいるでしょう。
ですが人間と違って、
猫ちゃんは歯石除去はおとなしく
させてくれることがありません。
たいてい麻酔をかけずに
猫ちゃんの歯石を除去しようとすると
猫ちゃんは半狂乱状態になって
飛び跳ねて、爪でひっかいて
抵抗してきます。
そのため、歯石を除去する人間と除去される猫ちゃんが
怪我をしないように、
そして確実に除去できるように
麻酔をかけるのです。
実際に眼に見えている歯石は全体の一部です。
麻酔をかけないと落ち着いて
猫ちゃんの口の中を見れませんから。
たとえば歯と歯肉の間に歯石は
もぐりこんでいるものです。
したがって、麻酔のリスクも含めて、
猫ちゃんの場合にはある程度
歯石がたまった段階で
全身麻酔をして歯石を除去します。
ただ、全身麻酔って腎臓や肝臓に負担をかけます。
麻酔薬は肝臓や腎臓で処理されて
最終的にオシッコとして体の外に出ていくからです。
なので、麻酔をかけた歯石除去を
頻繁に行うことはできません。
たとえば1年に1回くらいの間隔を
あける必要があるでしょう。
そういった意味で
歯石がつかないように
日頃の口内ケアが非常に重要です。
歯磨きができればベストですが
そう簡単なことではありません。
ですので、一般的には
歯石がつきにくいフードを食べさせて
管理していくのが一般的なのです。
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