門脈シャントは犬猫専門の獣医さんの間では
「モンシャン」と略していうことが多いです。
それくらい門脈シャントは動物病院では有名な病気なんです。
しかも有名なだけはなくて、
命に関わるくらいつらい症状がでる病気でもあります。
実際、門脈シャントになるとこちらの記事で解説しているような
寿命になってしまうんです。
⇒犬が門脈シャントなら寿命は?
この記事では犬の門脈シャントの症状について解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
犬の門脈シャントの症状は?
私たち人間も犬も食事をすると
胃から腸に食べ物が移動し消化されます。
そして腸で消化された食べ物は吸収され血管を通って肝臓に移動します。
ところが門脈シャントになっている犬の場合、
肝臓周辺の血管に異常があります。
本来なら肝臓では消化された食べ物のうち有害なものを
解毒して、無害な状態にしてくれます。
でも門脈シャントの犬の場合、肝臓周辺の血管に異常があるため
肝臓に消化された食べ物を移動させられなくなります。
有害な物質を解毒できません。
そのため全身に有害な物質が血管を通じてめぐるわけです。
その結果、全身に有害な物質がまわっているわけですから
門脈シャントの症状としては以下の通りになります。
犬の門脈シャントの症状は
・行動異常が起こる
・食欲が落ちる
・オシッコに結石ができる
・オシッコに血が混ざる
・おしっこの回数が増える
・やせてくる
・嘔吐する
・下痢をする
などがあります。
ちなみに門脈シャントが原因でオシッコにできる結石は
尿酸アンモニウムです。
門脈シャントがの場合には手術か内服治療になります。
上記のような症状が愛犬にあるようなら、
一度、かかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。