愛犬が過呼吸みたいな呼吸をしているなら
かなり危険な状態だと思ってください。
この記事では愛犬が過呼吸みたいな呼吸をする5つの原因について
解説していきます。
と、その前にまずは犬の過呼吸とは
どういう状態なのか、解説します。
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犬の過呼吸とはどんな症状?
目次
愛犬が「ハーハーハーハー」と短時間に
普段よりも異常に多い回数の呼吸を繰り返してします症状を
過呼吸といいます。
過呼吸みたいな呼吸とあなたが感じるなら
それは立派な過呼吸です。
呼吸の回数が異常に多い状態が過呼吸ですから
見た目でわかりますので。
なので以下、過呼吸みたいな呼吸を過呼吸として
解説していきます。
ではどういうときに過呼吸をすることがあるのでしょうか?
犬が過呼吸みたいな呼吸をする原因1.気管虚脱
高齢の小型犬に多い病気に気管虚脱があります。
たとえば、私が診た中ではヨーキーが多い印象です。
ところで「ガーガー」とアヒルの鳴き声のような呼吸をするのが
気管虚脱の特徴です。
気管虚脱は空気の通り道である気管が狭くなってしまう病気です。
愛犬が興奮して息が荒くなっても
気管が狭いので、うまく空気が肺に入っていきません。
でも必死で呼吸するので過呼吸になってしまうんです。
気管虚脱は軽いものならネオフィリンなどの飲み薬で
コントロールできます。
でも、症状が重くなってくると
呼吸困難でチアノーゼを起こしたり
ひどいと死んでしまうこともあります。
なので重い症状だと獣医さんが判断した場合には
気管を拡げる手術を行うこともあります。
あと、気管虚脱の症状と似た症状に逆くしゃみがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒逆くしゃみと気管虚脱の3つの違いとは?
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犬が過呼吸みたいな呼吸をする原因2.短頭種
短頭種とは鼻が短い犬種のことです。
パグとかシーズーとかフレンチブルドッグなんかが
短頭種に該当します。
短頭種は鼻が短いだけでなく、鼻の中が狭くなることもあります。
そして喉奥にあるヒダヒダが伸びてしまい、
軟口蓋伸長症という病気になることがあります。
すると呼吸しにくくなるため
必死で呼吸しようとして過呼吸になることがあるんです。
軟口蓋伸長症も場合によっては手術が必要になることがあります。
犬が過呼吸みたいな呼吸をする原因3.気管支炎
気管支に異物が入ったりすることで気管支炎を起こし
苦しくて過呼吸になることがあります。
犬の気管支炎の症状として
・痰がからんだような咳
・鼻水
・過呼吸
・熱が出る
・食欲が落ちる
・呼吸困難で舌が青くなる
などがあります。
犬が過呼吸みたいな呼吸をする原因4.肺炎
気管支炎だけでなく肺炎を起こしても呼吸困難になり
過呼吸を起こすことがあります。
肺炎の症状として
・咳
・熱が出る
・過呼吸
・ぐったりする
・食欲が落ちる
などがあります。
犬が過呼吸みたいな呼吸をする原因5.僧房弁閉鎖不全
犬の心臓病でよくあるのが僧帽弁閉鎖不全症です。
小型犬に多いです。
僧帽弁閉鎖不全を起こしても
呼吸困難になり過呼吸を起こしやすいです。
以上で犬が過呼吸を起こす原因についての解説を終わります。