犬猫が高血糖を起こす原因【獣医師監修】

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犬猫が高血糖を起こす原因

前回の記事では猫ちゃんが糖尿病を起こす原因について解説しました。
猫の糖尿病の原因【獣医師監修】

犬も猫も糖尿病を発症すると
インスリンで治療しない限り高血糖状態が続きます。

高血糖状態=血糖値が高い状態
のことです。

とはいえ、高血糖状態だからといって
原因は100%糖尿病というわけではありません。

他の病気などが原因でワンちゃんや猫ちゃんが高血糖状態になることもあります。
この記事では犬や猫が高血糖を起こす原因について
実際に診療に携わっている獣医師が解説していきたいと思います。
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犬猫が高血糖になる原因

犬猫が高血糖になる原因

犬猫が高血糖を起こす原因というのはいろいろあります。
前回解説した糖尿病も高血糖を起こします。
猫の糖尿病の原因【獣医師監修】

あとは猫ちゃんなんか特に当てはまりますが、
採血時に緊張して高血糖を起こすことがあります。
自然な状況でも雷の音による恐怖、ストレスでも高血糖を起こします。

食後高血糖

それから当然ですが、食事をして糖分が体に入ったら
高血糖を起こします。これは自然なことで病気ではありません。

それからこれも健康で起こしますが、
ワンちゃんの発情周期も高血糖に関係しているといわれています。

あとは犬の場合、クッシング症候群になると
血糖値を下げる作用があるインスリンが効きにくくなってきて
高血糖を起こすことがあります。
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猫ちゃんの場合、犬と違ってクッシング症候群を起こすとほぼ、
糖尿病を併発します。
ですから、猫ちゃんのクッシング症候群は糖尿病と一緒に起こると
理解しておいても間違いではありません。

それから先端巨大症という病気を猫ちゃんが発症すると
高血糖状態になります。
先端巨大症は成長ホルモンの異常が関係しています。

あと膵炎や膵外分泌腫瘍も高血糖を起こす原因ですし、
他にも腎不全でも高血糖を起こすことがあります。
犬が急性膵炎を起こす7つの原因
犬の急性膵炎治療法について

それから薬でも血糖値が上がることがあります。
これは犬猫共通です。
たとえばプレドニゾロンなどのステロイド剤で血糖値が上がります。
パナフコルテロン1mg(プレドニゾロン)
あとは単純にブドウ糖の点滴なんかでも高血糖を起こします。

以上で犬猫が高血糖を起こす原因についての解説を終わります。

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