今こうして文章を書き始めても絶望感を感じてしまいます。
それくらい急性膵炎という病気は犬の死亡原因になってしまうんです。
急性膵炎はたまに当院でも診察します。
ただ、高確率で愛犬は死んでしまうんです。
愛犬が急性膵炎になってしまったら
どれくらいの確率で死亡してしまうのかについては
こちらの記事をご覧ください。
それではここからが本題です。
愛犬がもし急性膵炎を発症してしまったら
どんな治療法が考えられるのか解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
犬の急性膵炎の原因
愛犬が急性膵炎を起こす原因について先に説明しますね。
まず急性膵炎の原因は不明です。
ただ、脂肪分が多い食事の食べすぎや血管系の病気で
急性膵炎を起こすのではないか?と考えられています。
犬の急性膵炎の治療法
まず愛犬が急性膵炎だと診断された場合、
入院させる必要が出てきます。
というのは急性膵炎の治療法は絶食絶水が基本になるからです。
まったく食べることができず、お水を飲むこともできません。
だから、自宅で治療をするとなると栄養失調になったり
脱水状態になり、かえって危険な状態になることがあるんです。
そこで愛犬を入院させて動物病院では
点滴治療を行います。
点滴治療で急性膵炎の症状である、嘔吐や下痢によって
失われた水分や栄養を補います。
ただ、急性膵炎の特効薬は今のところありません。
だから、治療としては動物病院に入院させて
3日間くらい絶食絶水させて、点滴治療をするのが今のところ
最善の治療法になります。
あとは嘔吐がひどいばあいに吐き気どめの注射であったり
痛みがひどい場合には鎮痛剤を使う場合もあります。
ただ、いずれにしてもお薬を飲ませても吐いてしまうので
注射することが基本になります。