愛犬の皮膚がベトベトして痒がる…
そんな悩みを抱える飼い主さん、実は多いんです。
皮脂がたくさん出ると、
肌がベタベタして脂っぽくなります。
これを「脂性脂漏症(しせいしろうしょう)」とか
単に「脂漏症(しろうしょう)」言います。
この記事では、ベトベトの原因である脂漏症について詳しく解説し、
効果的な治療法や管理のコツをお伝えします。
脂漏症の理解と対策をしっかり押さえることで、
愛犬の快適な生活をサポートできるようになりますよ。
– 脂症の原因と犬種の違い
– スキンケアの重要性
– 薬による脂のコントロール
– 病理検査の重要性
それぞれ解説していきますね。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
脂漏症の原因と犬種の違い
脂漏症とは、毛穴にある「皮脂腺」から
過剰に脂が分泌される状態のことを指します。
この脂が皮膚をベトベトさせ、
痒みを引き起こす原因になることがあります。
例えば、、、
– プードル:脂っぽい体質で痒みが出やすい
– チワワ:乾燥地帯出身のため日本で脂症になりやすい
– ミニチュアダックスフント:湿度の高い環境で脂症が悪化しやすい
このように、犬種によって脂症のリスクが異なるんです。
さらに詳しく言うと、
プードルは元々水仕事をする犬種で脂っぽい体質になっています。
チワワはメキシコ原産で、
乾燥した環境では脂症が問題になりにくいですが、
日本の湿気が多い環境では逆に痒みが生じやすいです。
ダックスフントも同様で、
ドイツの涼しい気候では問題がなくても、
日本では脂症が悪化しがちです。
スキンケアの重要性
脂症の管理には、日々のスキンケアが欠かせません。
脂を物理的に取り除くことで、
痒みの軽減を図ることができます。
具体的には、、、
– 定期的なシャンプーで余分な脂を洗い流す
– 専用の脂症対策シャンプーを使用する
このようなケアが必要です。
特に、湿度が高くなる季節には、
シャンプーの頻度を見直すことも考えましょう。
しかし、スキンケアだけでは
痒みが完全に抑えられないこともあります。
その場合、次に紹介する薬物療法が効果的です。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
薬による脂のコントロール
脂の分泌量をコントロールするために、
薬を使うことも有効です。
代表的な薬にはステロイドやシクロスポリンがあります。
例えば、、、
– ステロイド:脂の分泌を抑える効果がある
– シクロスポリン:免疫を調整し、脂の分泌を減らす
これらのお薬は脂の分泌量をコントロールするために
利用されることがあります。
シクロスポリンやステロイドはネットで安く購入できます。
シクロスポリンはこちら
⇒スポリミューン(Sporimune)50mg/ml
ステロイドはこちら
⇒パナフコルテロン1mg
逆に痒み止めで有名なアポキルだと
脂の分泌抑制は弱いといわれています。
⇒ステロイドがアポキルに勝る時!知っておきたい犬の痒み治療法【獣医師解説】
薬を使うことで、脂の分泌量を減らし、
それに伴って痒みも軽減することが期待できます。
ただし、薬の副作用や長期使用によるリスクも考慮する必要があるため、
専門家の指導を受けましょう。
病理検査の重要性
愛犬が脂症かどうかを正確に診断するためには、
病理検査が役立ちます。
皮膚の一部を取り、詳しく調べることで、
適切な治療法を見つけることができます。
例えば、、、
– 病理検査による脂症の確定診断
– 皮膚の状態を把握し、最適な治療を選択
こうした検査が、治療の第一歩となります。
特に、脂症による痒みが強い場合や、
スキンケアや薬物療法で効果が見られない場合には、
病理検査を行うことで原因を明確にし、
治療の方針を決定することができます。
ベトベトする愛犬の脂漏症対策結論
愛犬の脂症は、適切なスキンケアや薬物療法、
さらには病理検査を通じて管理することが可能です。
日本の気候は多くの犬種にとって脂症を悪化させる要因となりますが、
飼い主さんがしっかりとケアしてあげることで、
愛犬の快適な生活を守ることができます。
これからの季節、特に脂症に注意し、
愛犬の皮膚の健康を保つための対策をしっかりと行ってくださいね。