聴導犬の頭数は盲導犬の頭数より多いと思いますか?
それとも少ないと思いますか?
2018年現在の聴導犬の頭数について解説する前に
そもそも聴導犬ってどういう犬かご存知でしょうか。
聴導犬とは耳が聞こえない、あるいは耳が聞こえにくい人に対して
必要な情報を伝えてくれる犬のことをいいます。
たとえば、「ピンポーン」というチャイムの音であったり
ガスコンロで水を入れたヤカンが「キュー」と沸騰した時に発する音、
他にも、外出中、車が歩行者に危険を伝えるために
「ビー」とクラクションを鳴らす音など、
今、発している音に気づかないと命に関わったり
生活に支障が出ることに対して聴導犬は利用者さんに知らせてくれるんです。
お湯が沸騰した音に気づかないと
どんどんお湯が蒸気に変わっていって
水分が完全に飛んでしまい、最後は火事になってしまう危険性があります。
外出中、クラクションなどの危険を伝える音に気づかないと
車にひかれて命を落としてしまう危険性があります。
そうならないために聴導犬がいます。
それではここからが本題です。
2018年現在の聴導犬の頭数は盲導犬と比べて多いのでしょうか?
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
聴導犬の頭数は?
2018年現在、聴導犬は日本全国に74頭います。
これは厚生労働省のデータです。
ちなみに2016年のゲー他になりますが
盲導犬は966頭、介助犬は73頭となっています。
なので、聴導犬は盲導犬よりも圧倒的に少ないと言えます。
聴導犬は1981年から飼育され始めました。
28年後の2009年、聴導犬は約20頭だったそうです。
2018年現在、聴導犬の頭数は74頭ということなので、
10年間で約3.5倍に増えたということになりますね。
とはいえ、まだまだ盲導犬の頭数には及びません。
では、どうして聴導犬の頭数は増えないのでしょうか?
それは、聴導犬を育成するのにかかる費用は
募金などで賄われているからです。
資金が不足しているという意味です。
また、聴導犬を育成するスタッフもボランティアがほとんど。
人手不足ということです。
そういった現場から聴導犬は不足しています。
聴導犬を育成する専門家を聴導犬訓練士といいます。
「聴導犬訓練士になりたい」という方、
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続いてペット介護士という資格について解説します。
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