愛犬が糖尿病に!初期症状は?【獣医師解説】

犬 糖尿病 症状 初期

糖尿病は誰でも知っている病気ですが
犬も糖尿病になることがあります。

人間が糖尿病になり、放置していると
足などが腐ってきて
最悪、切断手術を受けないといけなくなることもあります。

すごく恐ろしい病気です。

できるだけ早く糖尿病の診断を受け
治療を受ける必要があります。

そのためにも、もし犬が糖尿病になったら
どんな初期症状がでるか?知っておいた方がよいでしょう。

あらかじめ初期症状を知っておけば
「もしかして、糖尿病かも?」と感じて
愛犬を動物病院に連れていくことができるからです。

私は獣医師として、犬の糖尿病の診断を日々しているので
どんな初期症状があるのか、経験に基づいて詳しく解説したいと思います。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

犬の糖尿病の初期症状

犬が糖尿病なると初期症状として

・水を飲む量が増え、オシッコの量が異常に増える(多飲多尿)
・食欲が増すか食欲が落ちる
・毛がショロショロになり毛づやが悪くなる
・今まで以上によく寝る
・痩せてきた
・皮膚がパサパサに乾燥してくる
・脱水症状

などがあらわれてきます。

もし上記のような症状が
あるようなら、動物病院を受診したほうがよいでしょう。

次になぜ愛犬が糖尿病になったら
多飲多尿の症状が出るのか、解説します。

犬用ノミダニ駆除薬ブラベクトなら通販サイトで安く購入できます

詳細はこちら⇒ブラベクトチュワブル錠1400mg

犬の糖尿病の初期症状|多飲多尿になる理由

糖尿病

先ほど、犬が糖尿病になると
初期症状として多飲多尿(いっぱいお水を飲んでいっぱいオシッコする)が
起こると解説しました。

これ、よく飼い主さんから質問されます。
「どうして糖尿病になったら多飲多尿の症状が出るの?」って。

糖尿病になると、
オシッコに糖分がどんどん流れ出ていくわけですが・・・

半分冗談で、「糖尿病の人がオシッコしたら
アリが寄ってきた」みたいな話がありますが、
これはオシッコに糖分が混じっているからです。

オシッコに糖分が混ざるのは異常なことです。
で、オシッコに糖分が混ざるってことは
逆に犬の体内でうまく糖分を利用できていないってことです。

糖分をうまく利用できず、
オシッコとして糖分を出そうとすると
その分だけ水分が必要になってきます。
体内の水分を使って糖分をオシッコとして出します。

こんな感じで普段以上に糖分をオシッコとして出すため
糖尿病になるとオシッコの量が増えます。

また、たくさん水分がオシッコとして出ていくので
脱水状態になります。

なので、ワンちゃんは水分を欲するようになり、
水をガブ飲みするようになるんですね。

これが糖尿病になると
多飲多尿になる原因です。

次に糖尿病になると食べても食べても痩せてくるのですが
どうして痩せるのか、解説しますね。

犬の糖尿病で食べても痩せる原因

糖尿病

糖尿病になると食べても食べても痩せるという初期症状が現れます。
どうして食べても食べても痩せるのでしょう?

先ほど多飲多尿のところで
糖尿病になると体内の糖分が利用されず
オシッコとして出ていくと解説しましたね。

糖分はワンちゃんのエネルギー源です。
このエネルギー源が糖尿病になると利用されなくなります。
結果、エネルギー不足になります。

すると体は栄養を欲するようになるんです。
これが空腹感となって現れます。

つまり、糖尿病になると
糖分が体から出ていき、栄養不足になるため
空腹感を感じ、食欲が増すわけです。

でも、食べた糖分は利用されず
オシッコとして出ていくので
どんどん痩せていくんです。

もう少し専門用語を使わせていただくと
糖尿病になるってことはインスリンの量が少なくなったり
量は正常でも利用できなくなっているわけです。

どちらにしても体内ではインスリン不足の状態です。
インスリン不足になると
食事から摂ったブドウ糖をエネルギーとして利用できません。

でも、なんとかしてエネルギー源を
体は確保しようとします。

でないと体を動かすことができませんから。
そこで、ワンちゃん自身の筋肉や脂肪を
エネルギー源として利用しようとします。

つまり、筋肉や脂肪がどんどん削られていくんです。
結果、食べても食べてもどんどん痩せてきます。

逆に痩せ方がひどいほど、インスリン不足だってことです。
インスリンが不足するほどに食べた糖分が利用できず
筋肉や脂肪を分解しようとするからです。

犬の糖尿病|症状が進行すると…

多飲多尿や痩せるなどの症状が進行すると
血液中にケトン体という有害な物質が増えてきます。

この状態をケトアシドーシスといいます。

ケトン体は毒なので
食欲や元気がなくなり
吐いたり下痢したりなどの症状を引き起こします。

さらに糖尿病が進行すると神経障害が現れ、
昏睡状態となり
命を落とすこともあります。

他にも白内障、腎臓病、肝臓病、ばい菌に感染し、
足が腐るなどの症状がでることもあります。

こんな感じで糖尿病は恐ろしい病気なので
初期症状を感じたら
すぐに愛犬を動物病院に連れていくようにお願いします。

関連記事

ページ上部へ戻る