【獣医師監修】犬に使うと危険な人間用の痛み止めのお薬は?

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犬の診察をしていると、
「私(人間)が飲んでいる痛み止めをうちの犬が飲んだんですけど大丈夫ですか?」
と相談されることがあります。

もちろん私は獣医師です。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

ご存じの方もいるかもしれませんが
愛犬や愛猫に処方するお薬の中には
人間用のお薬も存在します。

たとえばこちらの記事で解説しているお薬は人間用です。
犬にも使う人間用のお薬

上のリンク先で紹介しているお薬は人間用ですが
犬や猫に使うこともあります。

でも、犬や猫に使うと危険な人間用のお薬もあります。
たとえば、今回の記事のテーマでもある痛み止めのお薬です。

もし愛犬に飲ませてしまうと
重篤な副作用が出る可能性があります。

以下詳しく解説します。

犬に危険な人間用の痛み止めのお薬

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結論からいいますと
アセトアミノフェンが危険です。

アセトアミノフェンという成分が入っている痛み止めを
犬や猫に飲ませてしまうと大量出血を伴う腸炎が起こり
致死的な貧血を起こす可能性があります。

最悪命を落とす可能性も否定できません。

アセトアミノフェンは
人間用でノーシンピュアなどに含まれています。
【第(2)類医薬品】小中学生用ノーシンピュア(24錠)【ノーシン】

もちろん人間が飲むならアセトアミノフェンが入ったノーシンピュアはいいお薬です。
人間がアセトアミノフェンを飲む場合には説明書を読んだり医師や薬剤師に相談の上、
適切な方法で飲んでください。

でも犬や猫の口にアセトアミノフェンが入ってしまうと
命の危険があるので、絶対に飲ませないでくださいね。

アセトアミノフェン入りの痛み止めは
ノーシンピュア以外にも存在します。

もし愛犬に人間用の痛み止めを飲ませてしまった場合には
必ず説明書を見て、どんな成分が入っているか、
確認するようにお願いします。

そしてアセトアミノフェンが入っていることがわかったら
深夜であっても動物病院を受診するようにお願いします。
命に関わることですから。

「じゃ、アセトアミノフェンさえ入ってないなら
愛犬に人間用の痛み止めを飲ませてもいいの?」
と思った方もいるかもしれません。

答えはノーです。

他にもイブプロフェンが入っている痛み止めを
愛犬に飲ませないでください。

イブプロフェンが入っているお薬はたとえばこちらが該当します。
【第(2)類医薬品】ビタトレール クイックEX錠(セルフメディケーション税制対象)(120錠)【ビタトレール】

イブプロフェンを愛犬に飲ませると
少量でも消化管や腎臓に障害が出る可能性があります。

他にもアスピリンも人間用の痛み止めの一種ですが
犬や猫にとって危険なお薬です。
【メール便送料無料】【第(2)類医薬品】 バイエル アスピリン 30錠 4987316024035

ここまでまとめますと

犬猫が飲むと危険な人間用の痛み止めは

・アセトアミノフェン
・イブプロフェン
・アスピリン

です。

上記の痛み止めを絶対に犬や猫に飲ませないでください。
他にも犬や猫にとって危険なお薬はあります。

愛犬や愛猫に痛みの症状があるようなら
必ず獣医師に相談してお薬を処方してもらうようにしましょう。

ただ、現在この記事を書いているのは2020年4月23日です。
外出自粛で動物病院に行けないから
ネット通販で愛犬に痛み止めを買いたいとお考えの方もいるでしょう。

そこで以下、ネットで買える愛犬に使える痛み止めをご紹介します。

ネットで買える犬用の痛み止め

リマダイル

おすすめの犬用痛み止めはリマダイルです。

当院でも犬が腰痛や関節痛で痛みを感じているようなら
リマダイルを処方することが多いです。

ただし、リマダイルは犬用です。
猫に使うことはできません。
危険です。

現在のところ、ジェネリックのリマダイルなら
ネットでしかも動物病院で購入するよりも安く購入できます。

購入方法も簡単で、
Amazonや楽天で購入するのと変わらないくらい簡単です。

愛犬用に痛み止めを購入しようか検討している方は
コチラの記事をご覧ください。
ジェネリックリマダイル(Rycarfa)20mg

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