『エビで鯛を釣る』という格言がありますね。
これはエビを餌にしたら、結果的にもっと高級な鯛が釣れてしまった、
つまり、予想以上に大きな見返りがあった時に使う用語です。
そういった意味で、価値としては鯛の方がエビより高いってわけです。
逆にエビは昔から長寿の象徴とされています。
エビは
・腰が曲がっている(老人)
・ヒゲが生えている(老人)
・脱皮を繰り返す(成長と生まれ変わりという験担ぎ)
・力強いので生命力が強い
ことから、エビは長寿の象徴とされています。
そんな長寿の象徴であるエビですが
犬は食べても大丈夫なのでしょうか?
たとえばおせち料理に入っているエビを犬が食べてしまっても大丈夫なのでしょうか?解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
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犬は海老を食べれる?
結論として、少なくとも生エビは食べない方がよいです。
というのは生エビにはチアミナーゼという物質が含まれています。
チアミナーゼとはどんな物質でしょうか?
国立健康・栄養研究所 情報センターによると
以下、国立健康・栄養研究所 情報センターより引用
引用元URL:https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail173.htmlビタミンB1を分解し生理活性を消失させてしまう酵素であるチアミナーゼ (アノイリナーゼともいいます) は、貝類、わらびやぜんまいなどの山菜、鯉や鮒などの淡水魚に含まれます。しかし、チアミナーゼは加熱することによって活性を失います。
以上引用終了
となっています。
つまり生エビに含まれているチアミナーゼによって
ビタミンB1が分解されてしまうってことです。
愛犬が生エビを食べたらビタミンB1不足になる可能性があります。
ビタミンB1不足になると、足がしびれてうまく動けなくなったり
体がむくんだりといった症状を出すことがあります。
ビタミンB1は糖分を体を活発に動かすことに利用される物質です。
なので、チアミナーゼによってビタミンB1が分解され、
ビタミンB1不足になったら体をうまく動かすことができなくなるんです。
とはいえ、ちょっとくらい生エビを犬が食べたからといって
ビタミンB1不足を引き起こすことはありません。
毎日、大量の生エビを食べて
ようやく、愛犬がビタミンB1不足を起こすことがあります。
また、加熱することで
チアミナーゼの効果がなくなります。
だからゆでたエビなら犬が食べてもビタミンB1不足にならないわけです。
そう考えると、犬がエビを食べれるかと聞かれたら
「食べれます」と答えます。
ただ、毎日たくさんの生エビを食べるのは避けてください。
ゆでるなどして加熱すれば、チアミナーゼが分解されるので
ビタミンB1不足という問題はなくなります。