マレーシアのボルネオで動物保護団体によって、
ミイラのようなオランウータンの赤ちゃんが保護されました。
オランウータンの赤ちゃんの身体は、痩せ細り、ノミやハエが集り
あまりにも酷い状態でした。
表情のないその顔は生気が感じられない、まるでミイラのようです。
続きは動画をご覧ください。
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ミイラにしか見えないオランウータンの赤ちゃん発見
精神的に強いはずのスタッフたちですが、
あまりにも惨い動物虐待にショックを受けてしまいます。
オランウータンの赤ちゃんは9時間かけて動物病院に到着。
瀕死の状態でしたが検査を受け、薬が投与されました。
外傷はないようでしたが、
寄生虫に感染し、毛が抜け落ち、肌は灰色に変色しています。
当分は入院させて、回復を願うばかりです。
オランウータンの赤ちゃんには、ギトと名付けられました。
ギトのお母さんは密猟者により撃ち殺され、
ギトはペットとして買い取られるために捕獲されました。
ボルネオでは野生動物が密輸者の悪の手で、
捕獲や撃ち殺される問題が深刻化しています。
オランウータンの赤ちゃんはペットとして特に高値で密売されるのです。
ところがギトの飼い主は、
ギトにミルクだけ与え、箱の中で一日中太陽の下に放置していました。
なぜ飼い主は興味のないオランウータンを購入したのか、
なぜギトはこのような虐待を受けなければいけなかったのか
全く不明です。
オランウータンは「森の人」という意味を持っています。
最も人間に近い動物で心も発達していると言われています。
ギドの物静かなその眼差しには、
人間の傲慢と非情さに対する批判のメッセージが読み取られます。
そしてギトの心に付いた深い傷は、一生癒されることがないのでしょうか。