生後2ヶ月の子犬と外出して大丈夫か獣医師が解説

子犬 2ヶ月 外出

「生後2ヶ月の子犬を飼ったけど外出しても大丈夫?
どうなれば生後2ヶ月の子犬と散歩に行ってもいいの?」
という疑問を解決するための記事になっています。

私は獣医師として日々、
子犬の診察をしています。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

生後2ヶ月の子犬の診察をしていると
飼い主さんからこんな感じの質問をいただくことがあります。

よくある相談内容

うちに来て4日目で生後2ヶ月のダルメシアンです。
ペットショップで2種のワクチンを受けました。

外出はどこまでならOKですか?
毎日車でバイト先の事務所に生後2ヶ月の子犬を
連れて行っています(もちろん室内です)。

でもやっぱり、1匹で
生後2ヶ月の子犬を外出させずに
自宅に置いてきた方がいいのでしょうか?

犬の風邪(ケンネルコフ)みたいに
空気中のウイルスからうつる病気も
あると聞いたので
心配なんです。
ケンネルコフの症状を開業獣医師が解説
ケンネルコフとは?開業獣医師が解説

子犬を抱っこして外出するのも
やめた方がいいですかね?

旦那の実家に成犬がいるんですけど
生後2ヶ月の子犬を遊びに連れて行っても
いいですか?

成犬になってから職場に毎日
連れて行こうと考えているので
生後2ヶ月の子犬のときからと
思っているんですけど・・・

よくある飼い主さんからの診察中の相談ここまで

こんな感じの相談はものすごく多いです。

ここから獣医師である私からの回答を
記事にしてみたいと思います。

生後2ヶ月の子犬と外出してもいいの?

犬の6種ワクチン

さて、生後2ヶ月の子犬がいるということですね。
結論としては、生後2ヶ月はしつけを始める時期なのですが、
本格的な外出となると
特にワクチンを接種していない犬との接触や
お散歩はできるだけ避けた方がよい
でしょう。

もしも職場や他の人の家などに
子犬を連れていくなら
ピンポン玉であったり、消しゴムといった
食べてはいけない異物を
食べてしまうなどの危険性も考えられます。

自分の家以外の場所では
子犬が来て、食べ物以外の物を
食べてしまう危険性を想定していませんからね。

子犬と外出

なので、もし子犬を連れて
他人の家に行くとしたら、
必ずケージといった人の目の届く所で
管理したほうがよいでしょう。

犬がいる他人の家に
連れていくなら、そこの犬ワクチン接種を受けているか?
確認してください。

もし1年以内に受けていないなら
あらかじめワクチン接種を済ませておいて
もらった方が無難です。
あなたの愛犬は何種の混合ワクチンを受けるべき?

それから
ノミ・ダニの駆除もあなたの子犬や
相手の家の愛犬含めて済ませておきましょう。
犬についたノミを薬で駆除する方法

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生後2ヶ月の子犬との外出を考える上で注意点が2つあります

子犬 2ヶ月 外出

生後2ヶ月の子犬が外出するということを
考えるなら少なくとも注意点が2つあります。

生後2ヶ月の子犬にとって
すごく大きな変化が起こっているんです。

1.免疫力が落ちている(感染症にかかりやすい)
2.社会化の時期

の2つです。

注意点1.免疫力が落ちている(感染症にかかりやすい)

子犬

子犬は生まれてすぐに
母犬から飲んだ母乳によって免疫力をゲットします。

この時期に母犬からもらう母乳を初乳と言います。
初乳は子犬の免疫力アップにとって非常に重要です。

でも、この初乳から得られる免疫力は
少しずつ消費されていくんです。

だいたい生後2~3ヶ月位で
ほとんど初乳由来の免疫は無くなってしまいます。

初乳由来の免疫がなくなる生後2ヶ月の時期というのは
ペットショップにいたり、
新しい飼い主の家に行ったりします。

たくさんの病原体が侵入しやすい時期なので
パルボウイルスやジステンパーウイルスに感染して
亡くなってしまう子犬も多いです。

だからこそ病原性を弱らせた
ワクチンを接種して、
免疫力を子犬自身につけてもらいます。
【獣医師監修】犬の混合ワクチンとは?

とはいえ、犬のワクチン接種のとき、
生後2ヶ月の子犬です。
人間にたとえてもまだ子供です。

感染症を防ぐための免疫力
を手に入れるためには、
2回以上の追加接種が必要になります。

たとえば生まれてまだ1回しか
ワクチン接種を受けてないなら
まだまだ免疫力として不十分だといえます。

外出して感染症の被害を受ける可能性は
否定できないでしょう。

注意点2.社会化の時期

子犬 2ヶ月 外出

子犬の生後2ヶ月は社会化期でもあります。

社会化期というのは、
いろいろなものを子犬が感じ取って
「犬」として生きていくためのルールを勉強していく時期なんです。

社会化期に子犬が体験しなかったもの
があると、成犬になった時に
その体験しなかったものに対して
過剰にビビッてしまったり
過剰に敵意むき出しになったりします。

たとえば家族以外の人と接していないとか
他の犬や他の猫と接していないと
人間や動物にやたら恐怖心を持ち
「ガルル」とうなったり、実際に噛んだりする犬に
なることもあります。

他にも掃除機の音やバイクの音、車の音に接していないと
車や掃除機の音にやたら恐怖心を抱き
吠えまくる犬になったりします。

ただ、生後2ヶ月の子犬だと
免疫力がしっかり備わっていません。

ジレンマってやつですね。

外出して車や犬、人と接したほうがいいけど
感染症のリスクもあるわけです。

生後2ヶ月の子犬だと
ワクチン接種が不十分ですからね。

接触する機会を飼い主さんがリスクを承知で
自己責任で決めていく必要があります。

「じゃ、どうしたらいいんですか!」
とイライラするかもしれません。

私のおすすめは
近くにしつけ教室やドッグトレーニングを
しているところがあるようなら
そこを利用することです。

しつけ教室にはあなたと同じような子犬が
たくさん来ているはずです。

同じような悩みを持っている
飼い主さんもいっぱいいます。

利用するとき、
必ずワクチン接種が
義務付けられているかを
確認しておく必要があります。

生後2ヶ月の子犬と外出できないなら

子犬 2ヶ月 外出

ワクチン接種がまだで
生後2ヶ月の子犬と一緒に外出できないなら
1匹で家でお留守番ができるかどうか心配でしょう。

子犬1匹だけだと寂しがってクンクン泣いたり
問題行動を起こす状態を分離不安といいます。
犬が分離不安を起こす根本的な原因とは?

そんな場合には
少しずつ子犬1匹にする時間を
長くする方法があります。

はじめのうちは5分
子犬が寂しがらないようなら
30分と長くしていきます。

できればサークルなどで
一定の空間を仕切ってあげることで
生後2ヶ月の時期は
子犬自身も安心できますよ。

サークルが自分のお気に入りの空間になれば
1匹で留守番する時間を
増やしていくのは
かなり簡単になってきます。

あと、子犬1匹の時間に
何をしているのかを
録画しておくと安心できるでしょう。
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子犬1匹だけ残して外出するのがかわいそうだからと
あなたとべったりの生活をしていると
分離不安になったりすることがあります。

生後2ヶ月という今の時期から
少しずつ1匹でいることに
慣らしておくことも必要です。

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