動物病院の待合室で「ゴホゴホ、ゲー」と咳込んでいる犬と
同じ空間で何十分も時間を過ごすことに抵抗を感じませんか?
たとえば、あなたが飼っているワンちゃんは元気だけど
ワクチン接種を受けるために動物病院を受診した場合とか。
「ワクチン接種を受けた方がいいに決まってるけど
待合室にケンネルコフの犬がいたら意味ないじゃん!」
って思ってしまうかもしれませんね。
ちなみにケンネルコフとは簡単にいうと
犬が風邪をひいている状態のことです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
⇒ケンネルコフとは?開業獣医師が解説
⇒ケンネルコフはワクチン接種で防げるの?
ところでケンネルコフを防ぐ方法として
6種とか9種といったワクチンがあります。
⇒犬6種ワクチンの料金の相場はいくら?
他にもこれから解説するケンネルコフワクチンがあります。
ケンネルコフワクチンは6種や9種のワクチンみたいに注射タイプではありません。
この記事ではケンネルコフワクチンとはどんなワクチンなのか
解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
ケンネルコフワクチンとはどんなワクチン?
犬のケンネルコフワクチンとは何ですか?
ケンネルコフワクチンは鼻の粘膜に投与するタイプのワクチンです。
商品名は「キャニバック® KC-3」です。
予防できる感染症は
・犬アデノウイルス(2型)感染症
・犬パラインフルエンザ
・犬ボルデテラ感染症
の3つです。
3つともケンネルコフの原因にあります。
特に犬ボルデテラ感染症は注射タイプのワクチンには入っていません。
なので、ケンネルコフが心配な飼い主さんは
ケンネルコフワクチンを愛犬に受けさせてみてはいかがでしょうか。
パラインフルエンザワクチン(キャニバックKC-3)の特徴は
・ケンネルコフの原因になる3種の病原体を予防できる
・注射タイプでなく鼻に垂らす
・すべて不活化ワクチン(生ワクチンではないということ)
・ケンネルコフの予防に特化している
などがあります。
なのでケンネルコフワクチンは注射タイプのワクチン接種を受けていても
ケンネルコフのことが心配な犬の飼い主さんにおすすめできます。
続いて、ケンネルコフは人間にうつるかどうか解説します。
⇒ケンネルコフは人間にうつる?