心細いはずです。
もし、愛犬がフラフラして立ち上がれなくて
食欲もなくて、「ゴホゴホ」咳をしているからと
動物病院でレントゲン検査の結果、獣医さんに「ケンネルコフですね」
と診断されたら。
「ケンネルコフってどんな病気なの?」
と不安や恐怖でいっぱいになると思います。
私は動物病院を経営している獣医師で、
ケンネルコフについてよく飼い主さんから質問されます。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
なので、この記事ではケンネルコフとはどういうものなのか
解説したいと思います。
不安や恐怖を抱く原因ってたいてい、そのことを知らないから起こります。
具体的にケンネルコフとはどういうことか、わかれば不安はかなり解消されるはずです。
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ケンネルコフとは?
ケンネルコフは犬伝染性気管気管支炎というややこしい名前の別名です。
犬伝世気管気管支炎とはワンちゃんに起こる風邪という理解で大丈夫です。
人間も風邪をひくと咳、くしゃみ、発熱、目やになどの症状が出ます。
ケンネルコフも人間の風邪のような症状が出ます。
ただ、人間の風邪と犬のケンネルコフでは原因が少し違います。
どういうことかというと、ケンネルコフも風邪もウイルスやばい菌が体に入って起こりますが、人間にうつる風邪のウイルスは犬にうつりませんし
逆に犬のケンネルコフの原因ウイルスは人間にうつりません。
同じウイルスが原因で風邪やケンネルコフになったとしても
具体的なウイルスが違うってことです。
ケンネルコフの原因としては
・イヌアデノウィルス2型
・犬パラインフルエンザウイルス
・犬ヘルペスウイルス
・ボルデテラ菌
・マイコプラズマ
などがあります。
上記の病原体が犬の体に入ってから
症状が出るまでの期間を潜伏期間と言います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ケンネルコフの潜伏期間は?
ケンネルコフは人間の風邪の症状とかなり似ています。
愛犬に食欲と元気があるようなら、2週間もあれば改善します。
でももしケンネルコフにかかっていて
食欲や元気がないようなら動物病院で点滴などの治療を受けましょう。
ケンネルコフにかかるとどんな症状がでる?
・乾いた咳
・39℃前後の発熱
・食欲不振
・鼻水
・目やに
などがあります。
ケンネルコフの原因になる病原体はワクチンで防げるものが多いです。
心配な方は動物病院でワクチン接種を受けましょう。
⇒犬6種ワクチンの料金の相場はいくら?
⇒犬にワクチンを打つ必要性はあるの?