私は獣医師なのですが、犬の目の診察をしていて
よくある病気だなぁと感じるのが角膜潰瘍ですね。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
角膜潰瘍は黒目の表面にある角膜に傷ができる病気だと思ってください。
注意:この記事は飼い主さんに説明するものなので、
専門的な話を極力しないようにしています。
一応専門的な角膜潰瘍の定義を言っておきますと
角膜潰瘍とは外傷や感染が原因で角膜の組織が欠けてしまう病変のことです。
こちらのワンちゃんは角膜潰瘍で来院しました。
どうやら、同居の猫ちゃんに目をひっかかれて
角膜潰瘍ができたようです。
こんな感じで犬の角膜潰瘍はケンカで目ん玉をひっかかれたり
砂ぼこりが目を傷つけたりすることが原因で起こることが多いです。
角膜を皮膚に置き換えたらわかりやすいと思います。
人間の子供同士がけんかして、相手の男の子の腕を爪でガリっとひっかいたら
血がダラーっと出てきますね。
傷が深ければ潰瘍の出来上がりです。
これが目の表面にできたら角膜潰瘍ってことです。
もし犬に角膜潰瘍ができたらパピテインという目薬を使用することが多いです。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
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・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
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犬用角膜潰瘍の目薬ならパピテイン
パピテインは犬や猫の角膜潰瘍のお薬です。
有効成分はアセチルシステインです。
角膜潰瘍ができると、ワンちゃんは眼をショボショボして痛がります。
ちょっとでも刺激の少ない目薬を使ってあげたいですね。
パピテインは目の刺激が少ないのが特徴でもあります。
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ただ、パピテインにはベンザルコニウム塩化物という防腐剤が含まれています。
パピテインには防腐剤が入っています
パピテインは犬猫用角膜潰瘍の治療薬です。
ただ塩化ベンザルコニウムという防腐剤が含まれています。
獣医さんの指示通りの回数、量でパピテインを使用すれば
防腐剤の影響はないと思います。
でも、異常なくらいの回数・量を犬や猫に垂らすと
防腐剤の悪影響が出ることは否定できません。
たとえば防腐剤によって充血などの悪影響が出ることが知られています。
こちらは人間の記事ですがわかりやすいのでご覧ください。
⇒目薬に含まれる防腐剤とコンタクトレンズについて
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
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犬の角膜潰瘍の目薬でおすすめは…
おすすめの目薬はパピテインです。
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ただ、パピテインに含まれている防腐剤が心配でしたら
レメンド角膜潰瘍治療用ジェルをおすすめします。
この目薬には高濃度のヒアルロン酸が入っています。
ヒアルロン酸には角膜の傷を回復させる作用があるんです。
⇒詳細はくすりのしおり参照
また、レメンド角膜潰瘍治療用ジェルは防腐剤を含んでいません。
だから、どうしても防腐剤を含んでいるパピテインを愛犬に使いたくないなら
レメンド角膜潰瘍治療用ジェルを検討してみてはいかがでしょうか。
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