愛猫の健康守る:甲状腺機能亢進症の全治療法【獣医師解説】

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  • 2024-3-20
  • 愛猫の健康守る:甲状腺機能亢進症の全治療法【獣医師解説】 はコメントを受け付けていません
猫の甲状腺機能亢進症の治療法

愛猫が「甲状腺機能亢進症」という病気になってもきちんと治療すれば、
うまく付き合っていける病気です。

この記事では、薬を使った治療や手術、
特別なごはんについて、獣医師が全部教えてくれます。
20年以上猫の診察をしている獣医師が、
猫ちゃんがこの病気にどう向き合えばいいか、
飼い主さんにも分かりやすく説明します。
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猫の甲状腺機能亢進症とは?

猫ちゃんの甲状腺機能亢進症について、
わかりやすく説明いたしますね。

猫の甲状腺

猫の甲状腺機能亢進症は、
猫の喉の近くにある甲状腺という小さな臓器が関係している病気です。
甲状腺は甲状腺ホルモンを作っています。

甲状腺ホルモンには
猫の体の中での新しい細胞を作る作業(新陳代謝)を活発にしたり、
心臓や胃腸を元気に動かす助けをしたりする作用があります。

でも、甲状腺機能亢進症になると、
この甲状腺が普通よりも多くのホルモンを出してしまう
んです。

すると、体の中の作業が必要以上に活発になりすぎて、
いろいろな問題が起きるようになります。
たとえば、食べても食べても体重が減ったり、
とても元気に動き回ったりしますが、
実は体に負担がかかっている状態でもあるんです。

猫の甲状腺機能亢進症は特に高齢の猫によく見られます。
そして、猫の甲状腺機能の原因は95%以上の高確率で、
悪いもの(がんなど)ではない「良性の腺腫」が原因
だといわれています。
しかし、ごく稀にがんが原因で起こる場合もあるため、
甲状腺機能亢進症だと診断された場合、
「ガンじゃなくてよかった」などと安心ばかりはしていられません。
甲状腺機能亢進症は初期段階ではなかなか気づきにくいです。
ですから、猫ちゃんが普段と違う行動をしたり、
体に変化があったりしたら、早めに獣医さんに相談することが大切です。

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猫の甲状腺機能亢進症の初期症状でよくある鳴き声について

猫の甲状腺機能亢進症の治療法
猫の甲状腺機能亢進症とその鳴き声の関係について、
わかりやすく説明しますね。

猫の甲状腺

先ほども解説しましたが、猫の甲状腺機能亢進症は、
猫の喉の近くにある甲状腺という小さな臓器から関係している病気です。
甲状腺は体を動かしたり食べ物をエネルギーに変えたりするのに
必要なホルモンを出しています。
でもこの病気になると甲状腺が普通よりも
多くホルモンを出しすぎてしまうんです。

これによって、猫の体はいつもよりずっと活発になってしまいます。
食べる量は増えるけど体重は減ってしまったり、
落ち着きがなくなって、
家の中をずっと歩き回ったりすることがあります。
そして、猫がよく鳴くようになることもこの病気の特徴の一つです。
特に、夜になると大きな声で鳴き続けることがあります。
これは、甲状腺ホルモンの過剰な分泌が、猫を興奮させるからです。

猫が夜中に大声で鳴き続けると、
家族の皆さんが眠れなくなることもありますし、
近所の人とのトラブルになることもあるかもしれません。
ですが、猫がこんなに変わってしまうのは、
ただの年を取ったからというわけではなく、
甲状腺機能亢進症かもしれないんです。

もし、皆さんの家の猫がいつもと違ってよく鳴いたり、
落ち着きがなくなったりしているようなら、
獣医さんに相談してみることが大切です。
早期に見つけて適切な治療をすれば、
猫もまた快適な生活を送ることができますよ。

要するに、猫が夜中に大声で鳴いたり、
いつもと違う行動をする場合、
それは甲状腺機能亢進症のサインかもしれない

ということを知っておいてください。

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猫の甲状腺機能亢進症の治療法

猫の甲状腺機能亢進症の治療法について、
わかりやすくお話ししますね。

まず、猫の甲状腺機能亢進症とは甲状腺が活発になりすぎて、
体に必要以上のホルモンを出してしまう病気です。
これを治す方法は主に3つあります。

内科療法(薬で治す方法)

猫に薬を飲ませる

猫ちゃんが甲状腺機能低下症になったとき、
甲状腺ホルモンの量をちょうどいいレベルに保つお薬をあげることが大切です。
このお薬は、注射でなく飲み薬になります。
出血を伴う手術ではないので猫ちゃんにとってもやさしい治療法になります。
ただ、このお薬は一生続ける必要があります。
毎日お薬を猫ちゃんが飲まないといけません。
猫ちゃんとって辛いものになることもあります。
特に、錠剤を飲むのが苦手な猫ちゃんでは、
毎日のお薬が飼い主さんにとっても大変な作業
になってしまいます。

そこで最近注目されているのがスポットタイプのお薬です。
この新しいタイプのお薬は、皮膚に直接つけるだけで、
甲状腺ホルモンの調整ができる便利なものです。
飲み薬が苦手な猫ちゃんも、
苦痛を味合わせることなく治療を受けることができるようになりました。
ただし、このスポットタイプのお薬は今のところ
動物病院では手に入りません。
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外科療法(手術で治す方法)

甲状腺機能亢進症の手術をする獣医師

手術で甲状腺機能亢進症の治療をするという方法もあります。
薬による方法だと上手くいかない時に考えられます。
手術は病気を根本から治せる可能性があります。
でも、手術にはリスクがあります

手術により甲状腺を摘出しますので、
手術後は甲状腺ホルモンを出すことができなくなるのです。
だから、逆に甲状腺ホルモンを補うお薬を飲む必要が出てきます。

食事療法(食べ物で治す方法)

甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素の量を
制限した特別なごはんを食べさせる方法です。
ただし、この方法は効果が出るまで時間がかかったり、
食事以外のものを一切食べさせられないなど、
実践が難しい場合もあります。

治療方法は、猫ちゃんの健康状態や、
どれだけ病気が進んでいるか、
そして飼い主さんの状況によって決まります。
一番よく使われるのは内科療法ですが、
状況によっては外科療法や食事療法も考えられます。

どの治療も猫ちゃんにとっては大きなことですから、
病院の先生とよく相談して、
猫ちゃんにとって最適な方法を選ぶようにしましょう。

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甲状腺機能亢進症の全治療法まとめ

今回の記事では「愛猫の健康を守る:甲状腺機能亢進症の全治療法」
という大切なテーマについて取り上げました。
猫ちゃんが元気で長生きするために、
私たちができることはたくさんあります。

猫の甲状腺

甲状腺機能亢進症とは、
猫ちゃんの喉の近くにある甲状腺という小さな臓器が、
普通よりもたくさんホルモンを出してしまう病気です。
このホルモンは、猫ちゃんの体を元気に動かす大切な役割を持っています。
でも、ホルモンが多すぎると体にいろいろな問題が起きてしまうんです。

この病気は特に年を取った猫ちゃんに多いですが、
治療をすればうまく付き合っていけます。
治療方法には、薬を使う方法、手術をする方法、
特別なごはんを食べさせる方法があります。
どの方法が一番いいかは、猫ちゃんの健康状態や、
病気がどれくらい進んでいるか、
そして、飼い主さんの状況によって違います。

大切なことは、猫ちゃんがいつもと違う様子を見せたら
、すぐに獣医さんに相談することです。
早く気づいてあげることが、
猫ちゃんが元気に過ごすための一番の近道なんですよ。

この記事を読んで、甲状腺機能亢進症についてもっと知っていただき、
愛猫の健康管理に役立てていただければと思います。
猫ちゃんも家族の一員ですから、
一緒に楽しく、健康に長く暮らしていきましょうね!

今回の記事は以上になりますあ。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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