チラージンSというと、橋本病という人間の病気の治療薬です。
ですが、犬も人間の橋本病のような病気にかかることがあります。
そんな場合、人間と同じようにチラージンSで治療します。
犬の場合、たいていチラージンSは一生飲み続ける必要があります。
なので、用量を気にする必要があります。
というのは、抗生物質みたいに3日とか7日で
終了できるなら、仮に過剰に投与してしまっても
そんなに重大な副作用は出ません。
ですがチラージンSは一生飲み続けるお薬です。
毎日過剰に飲んでいる、あるいは毎日用量が不足しているなら
いつか、犬の体に悪影響が出てきても不思議ではありません。
そこでこの記事では犬に使用するチラージンSの用量について
解説していきたいと思います。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
犬チラージンSの用量は?
犬に使うチラージンsの用量ですが、
素人の方のブログは見ないようにしてください。
間違った容量で犬にチラージンSを与えてしまうと
命に関わる重大な副作用が出ることだってあります。
たとえば心臓に副作用が出て心停止してしまう可能性もあります。
たとえばある素人の方のブログには
『0.01~ 0.02 mg/kg/day』と獣医師みたいな文章を書いていました。
ただ恐らくこの方は他の一般の方のブログを
そのまま利用しただけだと思います。
なぜなら実際の臨床の現場ではその用量は
最初だけ使うものだからです。
もちろんまれに上記の用量で安定するワンちゃんもいます。
ですが、経験的にはたいていもっと用量を減らすことができます。
ちなみに私は実際に動物病院を経営している獣医師です。
→プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
実際、犬のチラージンSの用量は獣医師が愛用している
『小動物の治療薬』という専門の書籍によると
初期で20μg/kg12時間毎となっています。
毎日愛犬にチラージンSを飲ませた後、
血液検査で甲状腺の数字を見て安定してくれば
もっと用量を減らすことができるんです。
上記チラージン用量の画像を見ると
明らかでしょう。
甲状腺の数値を見る血液検査をする時期は
動物病院によって様々です。
詳しくはかかりつけの動物病院に聞いて見てくださいね。
あと、チラージンの用量が安定してきた場合、
ネット通販でお薬を購入する方が多いです。
チラージンを飲まないといけないワンちゃんや猫ちゃんは
基本的に一生飲み続ける必要があります。
なので、少しでも安い価格でチラージンを購入した方が
経済的だからです。
お薬が高くて治療が続けられないのが
一番ワンちゃんにとって不幸なことです。
通販で購入できる甲状腺のお薬については
こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒詳細はコチラ