愛犬が立ち上がるのもつらそうだったので
動物病院に連れて行ったら、レントゲン検査をされることが多いです。
レントゲン検査では1㎝未満の細かい病変がわかりません。
そこで、場合によっては1㎝未満の細かい病変がわかる
CT検査のできる動物病院を紹介します。
ただまれにレントゲンで検査ではっきりと病変がわからないのに
「椎間板ヘルニアっぽいですね」と何の自信かわかりませんが
診断をつける動物病院もあるのでご注意ください。
犬の椎間板ヘルニアはCTで診断が可能です。
レントゲンではわかりません。
CTを動物病院に置こうと思ったら
軽く数千万円のコストがかかります。
そのため兵庫県ではCTを置いている動物病院は数か所しかありません。
兵庫県でCTを置いている動物病院はこちらです。
話は戻ってCT検査で椎間板ヘルニアだと診断されたら
たいていすぐに手術します。
逆にただの腰痛ならオンシオールという痛み止めのお薬が処方されます。
他にも犬や猫の膀胱炎や口内炎、
足の痛みなどでオンシオールが処方されます。
オンシオールを愛犬や愛猫に飲ませると
こちらの記事で解説している時間くらいで効果が出始めます。
⇒オンシオールの効果がでる時間はどれくらい?
この記事ではオンシオールの成分とどんな効果があるのか、解説します。
・ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(小型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(中型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(大型犬用)
・ネクスガードスペクトラ(超大型犬用)
オンシオールの成分と効果について
オンシオールの成分はロベナコキシブです。
NSAIDsの一種です。
NSAIDsとは非ステロイド性消炎鎮痛剤のことで「エヌセイズ」と読みます。
ところで私たちの体の中にはシクロオキシゲナーゼがあります。
シクロオキシゲナーゼのことをCOXといい、「コックス」と読みます。
COXには
・COX-1
・COX-2
の2種類があります。
COX-1は胃の粘膜を保護してくれます。
だからCOX-1の働きが邪魔されると胃の粘膜が守られず
胃の調子が悪くなります。
吐いたりするような症状がでることがあるわけです。
それからCOX-2は炎症に関係しています。
炎症が起こると痛みや発熱などの症状が出ます。
たとえば関節炎が起きているときには関節に痛みがでますが
COX-2が関係しているわけです。
そのためCOX-2を邪魔すれば炎症が鎮まり痛みが和らぎます。
ここまでよろしいでしょうか?
・COX-2を邪魔すると痛みの症状が和らぐ
で、オンシオールが登場する前の痛み止めのお薬は
たいていCOX-1、COX-2両方とも邪魔していました。
そのため痛み止めを飲むと痛みは治まるものの
胃の調子が悪くなっていたんです。
そんなこともあって、人間の医療でも
痛み止めを処方するときには胃薬と一緒に飲むように指示されていました。
ところがオンシオールの成分であるロベナコキシブは
COX-2の働きを中心に邪魔します。
ロベナコキシブはCOX-1に対して、ほとんど邪魔しません。
したがってオンシオール(ロベナコキシブ)は
胃の調子を悪くすることなく痛みを抑えてくれるという効果があります。
オンシオールはすごく調子のいいお薬だってことですね。