犬の尿崩症とは?獣医師が解説

犬 尿崩症とは

「犬の尿崩症って、どんな病気なの?」と
知りたい人に向けて記事を書いています。

私は獣医師です。
毎日犬の診察をしています。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

飼い主さんから
「おしっこの量が異常に増えてしかも
いっぱいお水を飲むんですけど
病気なんですかね?」と
よく質問されます。

いっぱいお水を飲んで
いっぱいおしっこをする症状をが
多飲多尿といいます。

多飲多尿の症状が出る病気には、
腎不全、糖尿病が有名です。

他にも今回の記事のテーマになる
尿崩症(にょうほうしょう)
と言う病気もあるんです。

詳しくは後で解説しますが、
尿崩症と言う病気は脳か腎臓が原因です。

この記事では尿崩症とはどんな病気なのか、
解説したいと思います。

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尿崩症とはどんな病気?

犬 尿崩症とは

尿崩症とはどんな病気か説明するために
まずどうやって
おしっこが作られているか解説しますね。

まず前進を循環している
水分や老廃物がろ過されておしっこの元ができます。

ただ、まだこの段階でできたおしっこの元は
ものすごい量です。

そのままオシッコを出したら
ビビるくらいの量になりますし
ものすごく薄いです。

私たちの体の60%は水でできています。
なのであまりにも大量の水分が
オシッコとして体の外に出たら
脱水症状を起こしてしまうんです。

そこでオシッコの元は
腎臓で再吸収します。

再吸収の結果、濃縮して水分を減らし
体にとっていらなくなった物質を
より多くオシッコとして
外に出すようにしているんです。

これが正常です。

尿崩症

でも尿崩症になると
おしっこを濃縮できなくなるんです。

だからものすごく薄いオシッコが
たくさん作られてしまうようになるんです。

逆に腎臓でオシッコを濃縮できなくなり
薄い大量のおしっこが出る病気を
尿崩症といいます。

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尿崩症になるとなぜオシッコを濃縮できなくなるの?

犬 尿崩症とは

原因はバソプレシンというホルモンが
関係しています。

パソプレシンというホルモンには
おしっこを濃くする作用があるんです。

でも尿崩症になると
パソプレシンの分泌量が減るか、
あるいはパソプレシンと言うホルモンは
普通に分泌されているけど
効かなくなるかどっちかの理由で
オシッコを濃縮できなくなるんです。

バソプレシンの分泌量が減る原因は
脳の視床下部にあります

脳の視床下部からバソプレシンが分泌されるのですが
何らかの原因で分泌量が減ってしまうため
オシッコを濃縮できず
尿崩症になってしまうんですね。

もう1つの原因は腎臓です
脳の視床下部からは
バソプレシンが出て腎臓に作用しようとします。

でも、腎臓がうまく機能してないので
バソプレシンが効かず、
オシッコを濃縮できないため
尿崩症になってしまうんです。

で、脳の視床下部が原因で起こる尿崩症を中枢性尿崩症、
腎臓が原因で起こる尿崩症を腎性尿崩症
といいます。

腎性尿崩症の原因には
腎不全の初期であったり
クッシング症候群という病気があります。

以上で尿崩症とは
どんな病気なのかって言う事に
ついての解説を終わります。

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