バイトリルの副作用について現役獣医師が解説

バイトリル 副作用

バイトリルは犬や猫の膀胱炎であったり皮膚のブツブツであったりと
いろんな病気に対して使われるお薬です。

ちなみにバイトリルは抗生物質です。
ばい菌をやっつけてくれます。

私は動物病院を経営している獣医師ですが
犬や猫だけでなくハムスターやウサギの治療にも使うことがあります。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

特にウサギはペニシリン系の抗生物質を使うとショックを起こして死亡してしまうことがあります。

おそろしい副作用ですね。

たとえば、先に犬の診察をしてペニシリン系の抗生物質をを
潰して粉にして処方したとします。
そのあと、うさぎの診察をして、うさぎには同じすり鉢とか分包機を使ってバイトリルを粉にして処方したとします。

そのときに、前の犬に使用したペニシリン系の抗生物質が入っているとバイトリルと混ざってしまう可能性があります。
ごく微量でもうさぎの口にペニシリン系の抗生物質が入ってしまうと
副作用でショック死してしまう可能性があるんです。

そういった恐ろしい事故を防ぐために最初から犬や猫に対しても
ペニシリンを使わずにバイトリルを使う獣医さんもいます。

ただ、バイトリルもお薬です。
副作用があります。

この記事ではバイトリルにはどんな副作用があるのか
解説したいと思います。

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バイトリルの副作用

バイトリルの副作用

バイトリルの能書

犬に起こりうるバイトリルの副作用は

・バイトリルを飲んだ後、ゲーゲー吐く
・いつも食べているドッグフードなのに食べない(食欲不振)
・運動失調
・発作

などがあります。

猫に起こりうるバイトリルの副作用は

・散瞳
・網膜変性、失明
・吐く
・食欲不振
・運動失調
・下痢

などがあります。

ただ、実際に私は動物病院で診療していてバイトリルを処方しますが
上記のような副作用の報告を飼い主さんから受けたことは一度もありません。

なので、仮に上記のような副作用が起こるにしても
相当、可能性は低いかなと個人的には感じます。

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バイトリルの副作用で注意すべきこと

バイトリル

バイトリル

バイトリルによる副作用は起こりにくいと個人的には考えています。
ただ、以下のことには気をつけてください。

まず犬なら1歳未満のすべての犬種、大型犬なら生後18ヶ月まで、猫なら生後8か月未満の場合、
バイトリルを使用してはいけないことになっています。
関節に悪影響がでる可能性が否定できないからです。

それから、猫ちゃんがバイトリルを飲むことで網膜変性症とが起こる可能性があります。
ひどくなると失明のリスクもあると言われています。

実際のところどうなのでしょうか、農林水産省のデータベースをご覧ください。

以下農林水産省データベースより引用
引用元URL:www.maff.go.jp/nval/iyakutou/…/h20141219betten1.xlsx

当該猫において認められた瞳孔拡大の原因として①バイトリルによる穏やかで一時的な神経刺激②何らかの兆候③網膜変性の存在のいずれかが考えられました。猫の視力が回復したことから,網膜変性は無かったと考えられました。以前認められたという当該猫の避妊手術後の視覚障害については,バイトリルが倍量投与された影響と考えられるものの,今回の投薬ではバイトリルは適正用量で使用されており,猫に視覚障害を発現する可能性は低いと考えられます。バイトリルの投与に加えステロイド剤が併用投与されていますが,その影響は不明です。また,当該猫の転院先の眼科専門医の診断結果は入手していないため詳細は不明で,バイトリルとの直接的因果関係については評価が不能なため「不明」としました。

以上引用終了

上記のように、猫ちゃんへの副作用として網膜変性が考えられているものの、確実なことはいえないようですね。

バイトリルの副作用を最小限に抑えるために

バイトリル 副作用

バイトリル

バイトリルは抗生物質です。
抗生物質はばい菌だけでなく、犬や猫の腸内細菌もやっつけてしまいます。
これはバイトリルだけでなく、どんな抗生物質を犬や猫に飲ませるなら
同じことが言えます。

腸内細菌は免疫にも関係しています。
免疫がおかしくなることで、アレルギーとかアトピーとか
皮膚病とか、いろんな病気になる可能性があるんです。

以下NHK健康chより引用
引用元URLhttps://www.nhk.or.jp/kenko/atc_550.html

小児アレルギーと腸内細菌の意外な関係

実はいま、こうして母から子へと受け継がれ、育っていく腸内フローラのバランスが崩れてしまうことが、小児アレルギーの発症と深く関わっている可能性に、多くの研究者が注目し始めています。イギリスで4952名の乳幼児を対象に行われた研究から、2歳までに抗生物質を与えられた子どもは、7歳半の時点でぜん息の発症率が高くなることが示されました。また、ぜん息を発症する確率は、抗生物質の服用回数が多い子どもほど、高くなっていました。

細菌感染症の治療に欠かせない抗生物質ですが、多くの命がこの薬によって救われてきた一方で、服用によって腸に住む腸内細菌たちも大量に死んでしまうことがわかっています。幼い時期に抗生物質を不必要に多く服用すると、大切な腸内細菌が死んでしまい、健全な腸内フローラが育つことを妨げてしまうおそれがあります。そのことが、小児アレルギーの発症にも関わっているのではないかと、考えられ始めているのです。

以上引用終了

上記は人間が対象の記事ですが
腸内細菌が減るというのは犬や猫の体にとっても同じことです。。

そこで、バイトリルなどの抗生物質を飲ませるなら
腸内細菌によさそうなものを犬猫に与えましょう。

こちらがおすすめです。
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バイトリルに限らずどんな抗生物質も
狙ったばい菌をやっつけるだけでなく
体にとって大切な腸内細菌をやっつけてしまいます。

これもある意味副作用と言えそうですね。

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