
「角膜潰瘍の治療中、
愛犬の目が白く濁ってきたんです」
と当院に転院してきた方がいます。
もちろん私は獣医師です。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
詳しく飼い主さんに状況を聞くと
パピテインという角膜潰瘍の治療用目薬を
愛犬に垂らしていたら
少しずつ目が白く濁ってきたとのこと。
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心配ですよね。
もし原因もわからず自分の目が白く濁ってきたら
不安で夜も眠れないと思います。
この記事ではなぜ目が白く濁ることがあるのか
それからどう対処すればよいのか
解説したいと思います。
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なぜ角膜潰瘍の目薬を愛犬に垂らした後、目が白く濁ってきたのか?
動物病院で角膜潰瘍だと診断されたら
パピテインなどの目薬を処方されることでしょう。
たいてい、目薬を垂らして1週間もあれば
角膜潰瘍は改善します。
でも、まれに目薬を垂らして数日すると
目が白濁することがあるんです。
家族や友人から「目が白くなってるよ。
大丈夫?」と言われることもあるでしょう。
「このまま目の白濁が改善しなかったら
どうしよう」と心配かもしれません。
なぜ角膜潰瘍の治療中に目が白濁するのでしょう?
結論からすると、
目の白濁はパピテインなどの目薬の副作用である
可能性は極めて低いです。
目薬のせいではないってことです。
ではなぜ目が白濁するのでしょう?
角膜潰瘍とは目の表面に傷ができている状態のことです。
で、目の傷は自分の体が治そうとします。
このときに、いろんな細胞が傷周辺に集まってきます。
その結果、目が白く濁ることがあるんです。
もちろん角膜潰瘍が治る過程で
100%確実に目の表面が白濁するわけではありません。
だから角膜潰瘍ができて、時間がたって目が白濁すると
不安になるわけですね。
かかりつけの獣医さんの指示に従ってください。
処方された目薬を愛犬に垂らしてあげることで
自然に白濁が改善することが多いです。
でも心配な場合は
すぐにでもかかりつけの獣医さんに相談してください。
別の原因で目が白濁しているかもしれませんからね。
犬に使える角膜潰瘍の目薬はパピテインだけじゃない
ここまで解説してきたように
角膜潰瘍の治療中、ワンちゃんの目が白く濁ることは
よくあることなんです。
パピテインのせいでワンちゃんの目が白濁する可能性は
普通ありません。
でも、パピテインを使った後に
ワンちゃんの目が白くなってきたら
「次からは別の目薬を使いたい」
と思うのは仕方ないことでしょう。
私だって、同じように感じると思います。
そんな場合におすすめなのが
レメンド角膜潰瘍治療用ジェルです。
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これも犬猫用角膜潰瘍の目薬です。
しかも防腐剤が使われていないので
目に優しいです。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
⇒犬に使える角膜潰瘍の目薬は?