
目が乾燥していて、
ショボショボと痛そうにまばたきしている愛犬の姿をみたら
かわいそうに感じますよね?
犬も人間のようにドライアイになることがあります。
⇒犬がドライアイになったらどんな症状がでる?
当院でもよくドライアイのワンちゃんを診察します。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
犬は日本語をしゃべれません。
「ドライアイになっていて、目が痛くてつらいよー」
と飼い主さんに訴えかけることができないんです。
かわいそうですね。
なんとかして治してあげたいと思うでしょう。
そこでこの記事ではもし愛犬がドライアイになってしまったら
どんな治療を受けることになるのか、解説します。
ネクスガードなら通販サイトで安く購入できます
詳細はこちら⇒ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
犬がドライアイになったらどんな治療法があるの?
目次
ドライアイは目の病気です。
だから目に直接お薬を入れる治療法になります。
目薬を利用するってことですね。
犬のドライアイ治療法1.人工涙液
愛犬がドライアイになっているということは
目が乾燥している状態。
目が乾燥する原因はいろいろあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒犬がドライアイになる原因
たとえば涙の量が少なくなると目が乾燥します。
そこで涙の量を補うために人工涙液でドライアイの治療を行うこともあります。
ネクスガードなら通販サイトで安く購入できます
詳細はこちら⇒ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)
犬のドライアイ治療法2.血清
「血清?犬はヘビに噛まれるとドライアイになるの?」
と思ったかもしれません。
確かにヘビの毒に対して血清で対応するケースもあるでしょう。
ですが、ドライアイの治療で血清を利用する目的は
タンパク質やビタミンAなどの栄養補給です。
愛犬がドライアイになると目の表面を覆っている涙の量が減ります。
涙にはタンパク質やビタミンAなどの栄養が豊富に含まれているんです。
だからドライアイになると目はタンパク質やビタミン不足に陥ります。
すると、目は栄養を欲して、角膜(黒目)の部分に血管を走らせて
少しでも栄養をもらおうと変化するんです。
だからドライアイを発症した犬は
黒目の部分に血管がたくさん走るようになります。
そこでドライアイを発症している犬の血清を採取して
特殊な加工をして目薬を作成します。
血清の目薬を愛犬に垂らすことで
不足した栄養を補うことができます。
犬のドライアイ治療法3.サイクロスポリン
ドライアイの原因の一つに免疫異常があります。
免疫が異常になると涙腺という涙を出す腺が壊されるんです。
その結果、涙の量が減ってドライアイになります。
サイクロスポリンは免疫反応を抑えるお薬です。
免疫異常をサイクロスポリン目薬で抑えることで
涙腺の破壊を防御して、涙の量を増やします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒犬のドライアイで使う目薬|開業獣医師が解説
犬のドライアイ治療法4.抗生物質
犬がドライアイになると目の表面を覆う涙が減ります。
涙は目についたばい菌も洗い落とす作用があります。
なので目の表面の涙の量が減ると
ばい菌が目につきやすくなり、角膜炎や結膜炎になりやすくなるんです。
そこで角膜炎や結膜炎の治療のために抗生物質の目薬を使用することがあります。
あと角膜炎や結膜炎の痛みを抑えるために
非ステロイド性の目薬を使用することもあります。
以上で犬のドライアイ治療法に関する解説を終わります。