犬が食後苦しそうする3つの原因は?

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「うちの犬がドッグフードを食べた後、
急に苦しそうな呼吸をしているんですけど・・・」
と当院に電話がかかってくることがあります。

もちろん私は開業獣医師です。
証拠を知りたい方はこちらをご覧ください。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ

愛犬が食後、苦しそうに「ハーハー」と呼吸して
うずくまるようなしぐさをしたら
さすがに飼い主さんとしては不安と恐怖心でいっぱいになってしまうでしょう。

だから、仮に休診時間であっても
動物病院に焦って早口になりながら電話をするんだと思います。

では愛犬が食後、苦しそうなしぐさをする原因って何なのでしょうか?
この記事では愛犬が食後、苦しそうなしぐさをする原因を3つ解説します。

犬が食後苦しそうにする原因

犬食後苦しそう

愛犬が鶏のササミといった食事やグリニーズなどのおいしいおやつを食べた後、
突然、苦しそうに「ハーハー」と呼吸が荒くなったとしたら
どんな原因が考えられるのでしょうか?

以下、3つの原因をご紹介します。

犬が食後苦しそうにする原因1.食道梗塞

手術

これはかなり恐ろしい状態です。
食道という口と胃の間にある通路に食べ物が詰まってしまった状態を
食道梗塞といいます。

たとえば脳梗塞とか心筋梗塞って病気がありますね。
脳梗塞は脳の血管が詰まった状態、心筋梗塞は心臓の血管が詰まった状態でどちらも即死する原因になります。

これと同じで食道梗塞も最悪、命を落とす危険性のある恐ろしい病気なんです。
もし食道梗塞を起こしたなら、嘔吐しそうなしぐさをひたすらします。
でも、食道に食べ物が詰まっているので、嘔吐できません。

食道梗塞なら動物病院でレントゲン検査で診断可能です。
もし食道梗塞だと診断できたら、緊急で麻酔をかけて
内視鏡を使って、食道に詰まった食べ物を除去します。

犬が食後苦しそうにする原因2.食中毒

食中毒

食中毒も愛犬が食後、苦しそうなしぐさをする原因になります。
たとえば生肉を梅雨の時期に与えるなど、
ばい菌が繁殖している食べ物を愛犬が食べることで発生します。

食中毒なら嘔吐して、食べ物が口から出たり
「ブリブリ」と水みたいな下痢便が出るはずです。

食道梗塞だと、嘔吐しようとしても嘔吐物は出てきません。

食中毒だと動物病院で点滴治療をするなどして対処します。

犬が食後苦しそうになる原因3.歯に物がはさまった

 

 

割と大きめのグリニーズみたいなおやつだと
どうしても愛犬が噛み砕かないと飲み込めません。
別にグリニーズが悪いおやつだとは言ってません。
むしろ愛犬がグリニーズを噛むことでトレス解消できるのでおすすめしています

ただ、そのときに食べ物が歯にはさまって違和感を感じ
苦しそうなしぐさをすることがあります。

もし食後、愛犬が苦しそうなしぐさをしているようなら
あなたの指を使って口を開けてみてください。
もし食べ物が挟まっているなら、あなたが除去するか
動物病院で除去してもらってください。

以上で、愛犬が食後に苦しそうな仕草をする3つの原因についての解説を終わります。

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